日本における冬の定番と言えば
メジャーどころでは広瀬香美のようだが
(まぁ冬の時期に曲がヒットしたからなのだが)、
HR/HM界ではLAST AUTUMN'S DREAM、
現在はAUTUMN'S CHILDというくらいに
この時期になると必ずと言っていい程
アルバムをリリースしてくれる。
AUTUMN'S CHILD名義になってすでに3年。
今年もアルバムがリリースされた。
前作、前々作と青を基調としたジャケットだったのに対して
今作はLADのころにあった
またダサいジャケットに逆戻りしたかのようだ。
日本のメタルの最高峰の2019年作。
今作は3部作と言われる
コンセプトアルバムではないそうで。
ひとまずそのコンセプトアルバムは
一休みのご様子。
まぁその事はさておき
今作の初回限定盤が
異様に高いので
(なにも初回限定盤を
わざわざ購入する必要性はないのだがw)
中身がいいか悪いかわからないもので
二の足を踏んでしまうのだが…。

イタリアのプログレバンドで2014年作。
Fabio Serraという人が中心したプロジェクトのよう。
廃墟、ないしは使われていない建物の中を写した
ジャケットがこのアルバムの内容を
感じさせるような雰囲気を漂わせているのだが、
ファーストトラックの出だしで
ジョージ高野ならぬザ・コブラが
リングに入場するようなASIA的な
派手なシンセでそういったネガティヴなイメージを
払しょくしたかと思ったのだが…。
BATTLE BEASTというバンド
(これも最近になって知ったw)の
メインで曲作ってたAnton Kabanenが
脱退(というよりも解雇に近かったらしく、
本来ならばRUNNING WILDみたく
他のメンバーが別バンド作って脱退するべきだろう
という感じにも思えなくもないんだが…)して
新たに結成したバンドらしい。
なんでもこれが2作目らしいのだが
話題になっているのでとりあえず聴いてみた。
Imports (2014-03-04)
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イタリアのメロディックメタルバンド。
たまたま動画サイトに上がっており、
ロゴがReinXeedによく似ていて
ジャケットもそれ系をやられるような
そんな(もちろんに意味でだが)
B級感のあるようなメロスピを期待して
いざ聴いてみると、のっけから
ミドルテンポでどっしりとした感じの
アメリカンハードロックで驚かされる。
個人的にはメロスピだと思っていたので
驚いてしまったのだが
どうもこのバンドはアメリカンハードロックだけを
やりたいわけではなかったようで。
#1のそれでさえもギターソロの時には
バッキングは変速拍子を絡ませてくる有様で
ちょっと意外性をついてくる。
キングレコード (2017-04-05)
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日本のギタリストのメジャー3作目。
今作もゲストVoにYAMA-Bを迎えての
ネオクラシカルなメロディな曲
(ギターソロももちろんYngwie Malmsteenを
お手本にしたようなネオクラシカルなものだが)
はもちろんの事、それ以外にも
アメリカンハードロックだったり
7、80年代系のロックンロールだったり、
いつものようにインストだったり、
疾走曲だけでなくバラードあり大曲あったりと
さまざまなヴァリエーションの曲が展開される。
今作も前作、前々作同様に
ネオクラシカルな曲はもちろん、
それ以外の曲もクオリティの高い内容には
変わりがなく、ソロ特有のミュージシャンに
ありがちな聴き手を突き放したような
世界観ではなく、キチンと聴く人のツボを抑えた
曲作りには好感が持てる。
マーキー・インコーポレイティド (2017-02-08)
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マイケルキスクを中心としたドイツの
メロディアスハードロックプロジェクトの4枚目
(知らない間に3枚目がリリースされていたんですね)。
プロデューサーは恐らくベースを担当しているDennis Wardか?
2ndはなかなかの力作で聴き応えのある作品だったが
今作はのっけからシンセソロがバリバリ炸裂するアップテンポな
メタルっぽいサウンドで驚かされる。
ゲストを見るとGus GだのKai Hansenだの
メタルミュージシャンがいる事もあり
メロパワっぽい内容にかなり近い内容を想像してしまうのだが
やはりここではそういう曲は控えて
UNISONICとの差別化を図りたいのか
今までと同じようなアップテンポやミドル&スローテンポ中心の
肩に力の抜けたハードロックをやられているといったような感じ。
勢いに任せてどうたらというよりも
リスナーに聴かせるサウンドを重視している。
Michael Kiskeの声が全く衰えておらず、
中低音からハイトーンを駆使して表情豊かに歌い上げる。
もちろん、今作もメロディが良く、
表情豊かなMichael Kiskeの歌声が乗り、曲のクオリティを
ランクアップさせていることは間違いなく、
前作同様に買いの質の高い内容を作り上げてきている事に安心する。
そしてゲストミュージシャンもきちんと仕事をして
完成度の高い作品のアシストを見事にしている。
01. Close To The Sun
02. Welcome To The Edge
03. Hereafter
04. Strong
05. Across The Times
06. Riding The Ghost
07. Light Before The Dark
08. Falling Star
09. Breathing
10. Yesterday Is Gone
11. Helen
12. Distant Skies
13. Strong (Orchestral Version)(Japan Bonus)
キングレコード (2015-07-01)
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超絶ギタリストKelly SIMONZを中心とした
ネオクラシカルバンドの新作。
ネットではなかなかの好評である。
シンセとKellyのインギーっぽいギターソロによる
らしいインストからスタートして今作も否が応でも
期待をさせられるのだが、
続く#2は疾走ネオクラスカルナンバーで
ファンを決して裏切らない作品である事を証明しているかのようだ。
今作も前作同様、実力のある
Yama-Bをゲストヴォーカルに迎えて
ちょっとオペラちっくにそして力強く
歌い上げる部分などは非常に心地よい。
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)