スロヴァキア産のゴシックテイストもあるブラックメタル。
2003年にリリース以来、すでに
解散して消滅したと思われていた
B級バンドがまさかまさかの
2020年に復活作をリリースしていたのには
驚いた(動画サイトで知ったw)。
残念ながらこのアルバムは
どうやらストリーミングでの購入がメインのようで
大手外資系のCD店でも見かけなかったし、
当然Amazonでもダウンロード販売のみとなっている。
まぁまだストリーミング配信してくれるだけ
マシかと思う。
それすらないバンドはBandcampやら
Discogsを使わないといけないわけで…。
ノルウェーのシンフォニックブラックメタルの7枚目。
てっきりDEATHCULT ARMAGEDDONの前に
このアルバムがリリースされているもんだと思っていたら
その逆だったという。よく調べよう。
このアルバムは帯にはアルバムタイトルに邦題?として
魔界選歌と書かれていて
ジャケットといいなかなかグーである。
ボートら以外に曲のタイトルに
みんなTheがつくのは
意図的なものなのだろうか・
スウェーデンの何気にロゴがかっこいい
ブラックメタルバンド。2020年作の6枚目らしい。
元トイズファクトリーからリリースされてた面々を抱えている
トゥルーパーより日本盤も発売されているが
個人的にはBOXセットがある輸入盤を買った。
こちらはCREMATORYのセットよりも
半額くらいで買えた。大抵これくらいのもんだろうと。
スイスの2人組ブラックメタルで
これが2枚目のフルらしい。
あるCDショップでは12枚目と
書かれていたがおそらく誤植と思われる。
そんなにリリースはしていないとは思うのだが。
なんでも覆面2人組というのが
怪しく、そしてこのうす暗い街並みの
ジャケットが聴く気持ちをそそられたので
聴いてみようかと思った。
大曲志向もあってか
個人的にはGLACIATIONのような
サウンドを想像していたので
あまり期待はしていなかったのだが…。
フランスのブラックメタルバンド3枚目らしい。
なんでもシュケイザーブラックメタルALCESTの
ドラマーが在籍しているとか。
ALCEST云々の下りがないと
手にしてまで聴いてみようとは思わない
微妙なジャケットである。
イタリアのメロディックブラックメタルの6枚目らしい。
初期のころしか知らんのだけど、
その時はエピック感満載のサウンドに
やたらクサいフレーズを連発したことで
その系の人からは絶大な支持があったのだが
どうやらその後はモダン志向に転向し、
思いっきりつまらないサウンドな上に
クサメロ好きな人からもそっぽを向かれるような
内容だったそうな。
ジャケットからして買いのロシア産の
シンフォニックブラックメタルのよう。
残念なのはCDとしての発売は
直輸入を頼るようでしかない
(音源ダウンロードは可)ようで。
いかにも安っぽいシンセに
美しいピアノのソロが入るインストも
B級感丸出しのようでイマドキ本当に珍しい。
ギリシャのヴェテラン暗黒系メタルの
2019年作。何でもこのバンドは
作品ごとに色々なサウンドをやられて
特定のジャンルにとらわれないそうで
(とは言っても全て暗黒系だが…)、
今作はジャケットから
アンチキリスト系のにおいがプンプンしてくる。
何かとても攻撃的な印象も受ける。
実際最初は聖歌のようなバッキングに
焦燥感のあるヴォイスが入るSEで始まるわけだし…。
どことなくマイナー臭、ないしアングラ臭漂う
白黒ジャケットなのだが試しに聴いてみた。
アコギによるアルペジオで幕を開ける
このアルバムの中身はその白黒ジャケットにしては
音もプリミティヴブラックメタルにありがちな
悪さでもないし、軽いというのは否めないが
決して一部の少数のマニアだけが
好むようなアンダーグラウンド的な
自己満足的なサウンドでもなく、
結構聴きやすく、無難な出来といった感じ。
シンセはうっすらとかぶせるような
アトモスフェリー的に抑え
あくまでもギターでメロディを奏でるタイプ。
時にはトレモロりフを使ったりして
ポストブラック的な雰囲気もあったり。
アコギや女性Voを巧く使った演出もある。
ブラックメタルというよりも
メロデス的な趣もあるかもだ。
ノルウェーのシンフォニックブラックメタルの10作目。
前作が個人的にかなり良かったために
今作がどうなるかと思って不安していたが
(この手の場合大抵は
前作を超える事が出来ない&
前作に及ばない事が多いのだが…)、
このバンドはそんな不安を見事に払拭してみせたかと。
今作も前作同様に
オーケストレーションを大々的にフューチャーして
打ち込みシンセでは作ることができない、
非常に奥ゆかしいサウンドになっている。
更には今作は合唱隊を参加させて
シンフォニックかつシアトリカルなサウンドになっている。
似たようなサウンド(いやパクリだろw)
をやっているギリシャのSEPTICFLESHも
とても追いつかないくらいな域に来てしまっている。
更に今作は(恐らく)前作以上に
シンフォニックさを前面に出して
メロディアスになり、バスドラは踏みまくり
ブラスト疾走もしてアグレッシヴな部分も
決して失ってはいないのだが
前作以上にそれは減退しているようにも思え
ゴシックメタルぽくも感じなくもない。
また初期のころからのファンにとっては
前作の踏襲のサウンドに対しては
違和感を感じるかもしれない。
ブルータルな要素の強いサウンドを
好む人にとってはこのアルバムは
前作以上に受け入れられないかもしれないが
個人的にはわかりやすいメロディが
多かったこともあり、
前作同様に気に入ったのだった。
しかし耳触りの非常にいいサウンドだなぁと。
1. The Unveiling
2. Interdimensional Summit
3. Atheric
4. Council of Wolves and Snakes
5. The Empyrean Phoenix
6. Lightbringer
7. I Am Sovereign
8. Archaic Correspondence
9. Alpha Aeon Omega
10. Rite of Passage
- HUMAN FORTRESS/Reign Of Gold (02/28)
- TEARS OF TRAGEDY/Trinity (02/26)
- ORKRIST/Artifacts of Life (02/23)
- SIRENIA/Riddles, Ruins & Revelations (02/21)
- MANDALABAND/IV(AD-SANGREAL) (02/20)
- DARK TRANQUILLITY/Moment (02/18)
- SILHOUETTE/The World Is Flat (02/15)
- MAJESTICA/A Christmas Carol (02/14)
- ZMEY GORYNICH/Devilish Dances (02/13)
- SIGNUM REGIS/The Seal of a New World (02/09)