
ポーランドのデスラッシュメタルの2020年作で
12枚目らしい。BURRN!onlineでは
16枚目の~と書いてあるが
おそらく12枚目の方が正しいような気がする。
そんな細かいことはともかくとして
今作はなんでも「長い曲など無用!」とばかりに
トータルタイムも30分いかないことでも話題になり
(90年代の新幹線の"ひかり"だと
東京から小田原くらいまでの距離で終わってしまうのか?)
気になり久々に聴いてみることにした。
聴く前まではおそらくいつも通りの
ブラストビート入りまくりの
かといってフロリダ系のようなドロドロ系とは無縁の
スラッシュメタルの進化系のような
激速デスラッシュサウンドが展開されて
あっという間に聴き終えると思ったのだが…。
ジャケットだけ見ると、
いかにもなブラスト疾走しまくりの
ブラックメタルとかあるいは
デスメタルかと思うのだが、違う。
何でも暗黒色のあるスラッシュメタル…らしい。
デスラッシュでもなければ、
ハードコア色の強いそれでもない。
なんだか色々な意味で
怪しげな(笑)ギターソロによるインスト
からスラッシュビート疾走で始まる#2になだれ込む。
なんだか1人じゃなく、
またわめくわけでもなく、もちろんスクリームでもなく
がなるわけでもなく
数人が騒いでいるようなVoがメインのために
暗黒的なサウンドのはずなのに
どことなく明るさを感じてしまうのは気のせいか?
マーキー・インコーポレイティド (2017-12-20)
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カナダのヴェテラン・スラッシュメタルバンド。
初めてちゃんと聴いてみた。
古臭くてイモ丸出しなジャケットが
良いのか悪いのかわからないが、
(それでもRefresh the Demonよりは
はるかにマシだ…)、
中身がよければそれでいいわけで…。
というか、調べると影響を受けた80年代の
サウンドに回帰したいのだとか…。
なのでジャケットがそうなったという事なのか…?
スローテンポのギターによる禍々しいメロディの後
高速スラッシュビートになだれ込むわけだが
このスラッシュビートが想像以上に速い。
そしてジェフのVoがこの曲に関しては
なんかデスっぽくてどうしたのかと思ったくらい。
それ以降はジェフのVoは(今に始まった事ではないが)
暗く感じるくらいで特にデスっぽくもなく
曲はスラッシュビートを中心とした疾走曲はもちろん、
それ一辺倒で来るかと思いきや、そうでもなく
ノリノリのサウンドあったり、
メランコリックっぽかったり、
ロックンロールっぽかったり、
ダークでありながらも
どことなくポップな雰囲気を持っている曲等
それなりにヴァラエティに富んでいる。
必ずどの曲も流麗なギターソロが入るし
それがまた高揚感をかきたてる。
確かに80年代だったりジェフが影響を受けたバンドの
雰囲気のようなものはそれなりに感じた。
そこにある種のお遊び心を
感じさせる部分もあるのだが、
ヴァラエティにとんだ内容はとにかくとして
そういうのを取り入れつつも疾走を多めにした方が
個人的には受けがよかったんじゃないかと。
01. Twisted Lobotomy
02. One To Kill
03. For The Demented
04. Pieces of You
05. The Demon You Know
06. Phantom Asylum
07. Altering The Alter
08. The Way
09. Dark
10. Not All There
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)