モダンな音像にアラビア音楽を上手く融合させた
チュニジアのプログレメタルの新作。
白地に金色でクリオネと取るか…ととるか
(そんなのを想像するのは、多分志麻子さんと自分だけかw)な
モチーフにしたジャケットなわけだが…。
キングレコード (2015-07-01)
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超絶ギタリストKelly SIMONZを中心とした
ネオクラシカルバンドの新作。
ネットではなかなかの好評である。
シンセとKellyのインギーっぽいギターソロによる
らしいインストからスタートして今作も否が応でも
期待をさせられるのだが、
続く#2は疾走ネオクラスカルナンバーで
ファンを決して裏切らない作品である事を証明しているかのようだ。
今作も前作同様、実力のある
Yama-Bをゲストヴォーカルに迎えて
ちょっとオペラちっくにそして力強く
歌い上げる部分などは非常に心地よい。
Holy Records France (2007-02-19)
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ギリシャのメロデスバンド。
前作は(確か)ダンスウォノがプロデュースしていたはず
今作はこの頃のメロデス界では御用達ともいえた
Fredrik Nordströmをプロデューサーに迎えて制作された。
当時のBURRN!でも結構良い評価で実際聴いてみたが
Fredrik Nordström効果もあるからかクオリティにケチをつける部分はなく、
静と動を緩急をうまく使い、アグレッシヴでありながらも
メロディの叙情性が非常に高くバランスの取れた内容であり
なかなかクオリティの高い作品に仕上がっている。
疾走曲はどの曲も疾走一辺倒ではなく、
必ずスロー&ミドルテンポを加えて一筋縄ではいかない。
その分疾走パートの爆発力のインパクトが凄かったり…。
Voがワンパターンなのがちょいと気にはなるが
それでも結構説得力のあるデスVoではある。
#2や#4なんかは今聴いても十分楽しめる。
#3では現在活動どうなっているの?なSINERGYの
Kimberly Gossがコーラスとして参加。
いつもの男勝りな力強さを封印して艶のある美声を披露。
SEPULTURAのカヴァーの#9はいらなかったかな。
当時、たくさんあったメロデスバンドよりも抜きに出ているのは
ファーストトラックを聴けば納得するようなそんな感じだし、
このアルバムはワンパターンでしかないメタルコアのエッセンスを加えた
今流行りのモダンメロデスに一石を投じるような、
また15年以上たった今でも十分通用する内容である。
むしろこういうバンドが今出てこない(数少ない)事の方が問題なのだが…。
海外では一癖も二癖もあるような音楽を多数扱っている
HOLYレーベルよりリリースされたこともあり、
HOLYレーベルらしからぬあまりにも正当なサウンドなだけに
HOLYレーベルファンからはあまりい評判はなかったとか
(それに反比例するかのように一番売れたそうな)。
もちろん日本盤も当時はリリースされていたわけだが
(次作も同様にリリースされている)。
その後このバンドのメンバーはNIGHTRAGEという
モダンメロデスバンドを結成するが
(なんでそんなのを結成するかねぇ)
それよりもはるかにこっちの方がいい(それは個人的な感想か?)。
01 Images Of Our Extinction
02 Withered Sky
03 Dance Across The Past
04 The Slender Light
05 Moonless Night
06 Regrettable Remains
07 Sin
08 My Depression
09 Territory
Napalm (2015-04-07)
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オランダのペイガンメタルらしい、5枚目。
この手にありがちな(?)
SEやらインストの小曲はない。
前半こそはギターを
前面に出したサウンドで
アップテンポ&疾走曲を入れながら
時折アコギだのヴァイオリンだのを
入れて優雅でムーディな部分もあり。
パートによってはこのヴァイオリンが
いい味を出していたりもする。
基本はお経の様な
ゴシックメタルにあるような低血圧なVo
(時にはデスだったり、
スクリームだったりする)やコーラスが
歌い上げて漢らしいサウンドを
否が応にも聴かされる(笑)。
SMD itaku (music) (2016-02-05)
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イタリアのメロデスバンド。
前作はとにかく"速い"
という印象が強かったこのバンド。
いつの間にか新作が登場していて
今作はなんでもコンセプトアルバムらしい。
ジャケットが非常に説得力のある絵である。
鼓笛隊のようなインストから壮大なオーケストレーション
そしてブラスト疾走という
まぁお約束とも言えるパターンになだれ込む。
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
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- GLASYA/Attarghan (11/05)