ベルウッドレコード (2017-04-12)
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シンセ奏者がいる
ヴィジュアル系の2017年作。
メンバーが最もHeavy Metalなアルバム…らしい。
何でもアルバムの大半が
疾走曲で占められるという話もあり
興味を示して聴いてみた。
確かにアップテンポ&疾走曲が大半を占め、
へヴィなギターを前面に出しているし
リズム隊もかなりアグレッシヴで
かなり攻めた内容になっているものの。
決してそれだけではなくきっちりと
シンセがいい塩梅で絡んでくるあたりは
さすがといったところか。
20 Buck Spin (2013-11-12)
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アメリカはサンフランシスコのデスメタルバンド。
これは最近でなく2013年作の2ndだとか。
デスメタルいうてもいつもここで紹介するような
ブラスト疾走多めのいかにもなものではなく
ドゥームデスメタルといった感じ。
この手のサウンドは実は初めてといったところな上、
ジャケットが秀逸だったので
(すでに動画サイトで聴いていたのだが)
購入した。
どことなくマイナー臭、ないしアングラ臭漂う
白黒ジャケットなのだが試しに聴いてみた。
アコギによるアルペジオで幕を開ける
このアルバムの中身はその白黒ジャケットにしては
音もプリミティヴブラックメタルにありがちな
悪さでもないし、軽いというのは否めないが
決して一部の少数のマニアだけが
好むようなアンダーグラウンド的な
自己満足的なサウンドでもなく、
結構聴きやすく、無難な出来といった感じ。
シンセはうっすらとかぶせるような
アトモスフェリー的に抑え
あくまでもギターでメロディを奏でるタイプ。
時にはトレモロりフを使ったりして
ポストブラック的な雰囲気もあったり。
アコギや女性Voを巧く使った演出もある。
ブラックメタルというよりも
メロデス的な趣もあるかもだ。
日本クラウン (2018-02-14)
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日本のガールズメタル/ロックバンドの2枚目。
なんだかAmazonのレビューでは
おおむね評価が高かったが
どうもこのアルバム前のMVを見て
あまり個人的に好きではないサウンド
(そして歌詞がいかにもイマドキ系のもの)
でとりあえず中古店で通常版をゲット。
で、中身はギターを前面に押し出した
へヴィなサウンドにキャッチーなリズムが乗っかる
…といった方がいいのか?
メタルなのかへヴィロックなのかどちらかなのか
その境界線が今一つ分からないのだが…。
曲によって緩急をつけ色々な引き出を持っている事には
驚かされるんだが…。
スウェーデンの雰囲気もの
(という表現はあまりよくはないが…)
のゴシック/アンビエントの2017年作。
オーケストレーション(打ち込みかどうかは不明)
を使用した壮大で暗く悲しくも美しい
世界観を演出しているのは相変わらず。
そこに時折ソプラノVoやクワイアのような
コーラスを入れたりしてよりいっそう
曲の世界観を盛りたてる。
そうかと思えば#4みたく
インダストリアルにありがちな
ハンマービート(っぽいもの)や
男性Voがつぶやくような
誰かを呪うような歌い方をして
より一層気味の悪さをかきたてるような曲があったり…。
ノルウェーのシンフォニックブラックメタルの10作目。
前作が個人的にかなり良かったために
今作がどうなるかと思って不安していたが
(この手の場合大抵は
前作を超える事が出来ない&
前作に及ばない事が多いのだが…)、
このバンドはそんな不安を見事に払拭してみせたかと。
今作も前作同様に
オーケストレーションを大々的にフューチャーして
打ち込みシンセでは作ることができない、
非常に奥ゆかしいサウンドになっている。
更には今作は合唱隊を参加させて
シンフォニックかつシアトリカルなサウンドになっている。
似たようなサウンド(いやパクリだろw)
をやっているギリシャのSEPTICFLESHも
とても追いつかないくらいな域に来てしまっている。
更に今作は(恐らく)前作以上に
シンフォニックさを前面に出して
メロディアスになり、バスドラは踏みまくり
ブラスト疾走もしてアグレッシヴな部分も
決して失ってはいないのだが
前作以上にそれは減退しているようにも思え
ゴシックメタルぽくも感じなくもない。
また初期のころからのファンにとっては
前作の踏襲のサウンドに対しては
違和感を感じるかもしれない。
ブルータルな要素の強いサウンドを
好む人にとってはこのアルバムは
前作以上に受け入れられないかもしれないが
個人的にはわかりやすいメロディが
多かったこともあり、
前作同様に気に入ったのだった。
しかし耳触りの非常にいいサウンドだなぁと。
1. The Unveiling
2. Interdimensional Summit
3. Atheric
4. Council of Wolves and Snakes
5. The Empyrean Phoenix
6. Lightbringer
7. I Am Sovereign
8. Archaic Correspondence
9. Alpha Aeon Omega
10. Rite of Passage
ジャケットだけ見ると、
いかにもなブラスト疾走しまくりの
ブラックメタルとかあるいは
デスメタルかと思うのだが、違う。
何でも暗黒色のあるスラッシュメタル…らしい。
デスラッシュでもなければ、
ハードコア色の強いそれでもない。
なんだか色々な意味で
怪しげな(笑)ギターソロによるインスト
からスラッシュビート疾走で始まる#2になだれ込む。
なんだか1人じゃなく、
またわめくわけでもなく、もちろんスクリームでもなく
がなるわけでもなく
数人が騒いでいるようなVoがメインのために
暗黒的なサウンドのはずなのに
どことなく明るさを感じてしまうのは気のせいか?
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