ノルウェーのシンフォニックブラックメタルの10作目。
前作が個人的にかなり良かったために
今作がどうなるかと思って不安していたが
(この手の場合大抵は
前作を超える事が出来ない&
前作に及ばない事が多いのだが…)、
このバンドはそんな不安を見事に払拭してみせたかと。
今作も前作同様に
オーケストレーションを大々的にフューチャーして
打ち込みシンセでは作ることができない、
非常に奥ゆかしいサウンドになっている。
更には今作は合唱隊を参加させて
シンフォニックかつシアトリカルなサウンドになっている。
似たようなサウンド(いやパクリだろw)
をやっているギリシャのSEPTICFLESHも
とても追いつかないくらいな域に来てしまっている。
更に今作は(恐らく)前作以上に
シンフォニックさを前面に出して
メロディアスになり、バスドラは踏みまくり
ブラスト疾走もしてアグレッシヴな部分も
決して失ってはいないのだが
前作以上にそれは減退しているようにも思え
ゴシックメタルぽくも感じなくもない。
また初期のころからのファンにとっては
前作の踏襲のサウンドに対しては
違和感を感じるかもしれない。
ブルータルな要素の強いサウンドを
好む人にとってはこのアルバムは
前作以上に受け入れられないかもしれないが
個人的にはわかりやすいメロディが
多かったこともあり、
前作同様に気に入ったのだった。
しかし耳触りの非常にいいサウンドだなぁと。
1. The Unveiling
2. Interdimensional Summit
3. Atheric
4. Council of Wolves and Snakes
5. The Empyrean Phoenix
6. Lightbringer
7. I Am Sovereign
8. Archaic Correspondence
9. Alpha Aeon Omega
10. Rite of Passage
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)