どことなくマイナー臭、ないしアングラ臭漂う
白黒ジャケットなのだが試しに聴いてみた。
アコギによるアルペジオで幕を開ける
このアルバムの中身はその白黒ジャケットにしては
音もプリミティヴブラックメタルにありがちな
悪さでもないし、軽いというのは否めないが
決して一部の少数のマニアだけが
好むようなアンダーグラウンド的な
自己満足的なサウンドでもなく、
結構聴きやすく、無難な出来といった感じ。
シンセはうっすらとかぶせるような
アトモスフェリー的に抑え
あくまでもギターでメロディを奏でるタイプ。
時にはトレモロりフを使ったりして
ポストブラック的な雰囲気もあったり。
アコギや女性Voを巧く使った演出もある。
ブラックメタルというよりも
メロデス的な趣もあるかもだ。
ただ、いかにもなブラックメタルにありがちな
ブラスト疾走しまくるような曲は
あまりなく、スラッシュビートを使ったり
(むしろこっちの方が多いような気もする)
時にはスロー&ミドルテンポで
だらだらとしたりとする。
Voはありがちなわめきがメイン、
時には抱擁もあったりする。
すべてが悲壮感漂う
物悲しいメロディに終始するのではなく
曲によってはそうではなく
ホラー的な要素の強いものだったりするため
どっちの方に向かいたいのだろうかと。
本来は恐らくホラーと悲壮感をMIXしたような
#3のような曲がやりたいのだろうか?
個人的には悲壮感あふれるメロディを
前面に出したサウンドをやってくれる方が
ありがたいのだけど…。
ホラー要素の強い#9の後
最後は意味不明のSEで幕を閉じるため
実質#9がラストのようなものだが
出来れば物悲しいメロディの曲を
そこに持ってきてほしかったのが個人的な感想。
数曲個人的に気に入った曲がるのだが
このアルバム、Amazonを始め
日本の外資系のCDではどうも入手できない
(個人輸入に頼るのか?)し
itunesでも該当しないのが残念すぎる。
01.Nekro
02.Echoes from the Coffin
03.Crevant-Laveine
04.Regards d'outre tombe
05.Onguent mortuaire
06.Portrait ovale
07.Homicidal Conscience
08.Invocation à la momie
09.L'odeur du mort
10.Ecchymoses
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)