20 Buck Spin (2013-11-12)
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アメリカはサンフランシスコのデスメタルバンド。
これは最近でなく2013年作の2ndだとか。
デスメタルいうてもいつもここで紹介するような
ブラスト疾走多めのいかにもなものではなく
ドゥームデスメタルといった感じ。
この手のサウンドは実は初めてといったところな上、
ジャケットが秀逸だったので
(すでに動画サイトで聴いていたのだが)
購入した。
ドゥームメタルそのものは
しっているものの、今作のような
ブルータルデスに傾いたような
サウンドは今回が初めて。
もうのっけから(いい意味で)不協和音的な
暗黒かつ禍々しい世界観が襲いかかってくる。
地を這うような抱擁系メインのデスVoに
エコーがかかっているおかげで
説得力が増し、恐さや不気味さが
拍車がかかっている。
滅多にはないが無表情に朗々と呟くようなものもあり
非常に説得力がある。
またどうも女性Voが在籍しているらしく
わめきのような高音は
どうも彼女が担当しているかのよう
(どういう方なのか写真が欲しいw)。
つまりツインVo体制なのである。
もちろんブルータルデス直系の(?)
ドゥームメタルというのがあるのか
とことん堕ちるところまで堕ちるようなサウンドは
決して嫌いじゃない。
ドゥームメタルというとどうしてもSabbath直系かつ
ドゥームメタルにありがちな
ひたすらスローテンポを主体で
ズンズンズンと来るようなものかと思ったが
その手のスローテンポは控えめに
どちらかというとミドル&アップテンポを巧みに使い分け
緩急をつけて(遅いスラッシュビートも飛び出す)いる。
非常におどろおどろしいものになっており
時折入るギターソロは明確なメロディというものはあまりなく
非常にいかれ系でこの世界観にマッチしたような
ソロを弾かれていてこれもまたGOODである。
この手のサウンドが苦手な人にとっちゃ
正座をして聴くにはそれでも退屈ではあるが
比較的わかりやすい展開と
スローテンポ一辺倒ではなく緩急のあるサウンドが
聴きやすさを助長しているかも。
この禍々しく暗黒な世界観を作り上げられるのは
彼らだけなのかもしれない。
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