ロシアのダークフォークバンドらしい。
最近はこの手のサウンドを
興味もない事もあり聴いていなかったのだが
興味がないからという理由で
聴かないというわけにもいかないので
ちょっと聴いてみた。
ジャケットも良く見たら
一面に首を吊ったような人間の絵が
書かれていて結構暗黒度は高めと見たのだが…。
中身はアコギをメインにした
(要は安易にシンセに頼らないということ)
いたってシンプルな
アコースティカルなサウンドである。
もちろんメタルではないので
メタル的な質感はゼロ。
もちろん効果的という形で
シンセを使う場面はある。
ただ、デスVoを始め地の底から
這い上がってくるような
表現をしたかったかのようながなり声や
メインと言っていいくらいに登場し、
不協和音のようなお経コーラスやS.E、
ひたすら続くトライバルなドラムのリズム等
不気味さをこれでもかとばかり盛りたてる。
アコギもただメロディを紡ぐだけでなく
不気味さを演出している。
別にメタルというものでなくても
このような気味の悪くて
邪悪なサウンドは作れるのだが
(まぁメタルにあるような激しさは皆無だ)
個人的には悪くはないけど的な
レヴェルで聴き流して終わってしまうみたいな。
それも正座をして聴くのには
かなり辛いものがあるかも。
この手のサウンドにありがちと思われる
似た様なリズムを反復するサウンドも
おそらく退屈さを誘う要因なのかもしれない。
あと、当然のことながら、
邪悪さや不気味さがメインなので
泣きのメロディというものは皆無である。
退廃的な部分は出てくる部分はあるが…。
雰囲気ものの邪悪ゴシックというべきか?
元ARCANAの女性シンガーが
ゲストとして参加しているらしいのだが
時折アトモスフェリックなブラックメタルにある
シンセ使いのような感じで出てくるので、
怪しいメロディをスキャット的に
歌っている感じに終始し、
なんかもっとうまく生かせなかったのかなぁと
思ってみたりもする。
まぁ気味が悪ければそれでいいや的な
感じなのかもしれないので
それはそれで生かせているのかもしれない?
01. Heart Of A Man – Soul Of A Wolf
02. The Hierophant
03. From The Vast Primordial Ocean
04. On The Wings Of Cosmic Light
05. The Crippled God
06. Unexorciseable
07. Slave Under Will
08. Indivination Path
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)