日本のメロスピバンドの2019年作。
コレが5枚目のフルアルバム。
前作は日本語歌詞をふんだんに入れた
ものでまぁそれ自体は個人的には
何とも思わないんだが、
今作は日本語歌詞を止めて、
再び全編英語歌詞になっている。
そして今までは(1stは知らない)
有名どころの外人にミキシングや
プロデューシングをしてもらっていただが
(それが意外だったのが)
今回は日本人になっている。
前作のように雑さはなくなったし
ひょっとしたら今までのアルバムの中で
一番音質はいいかもしれない?
ただしジャケットが個人的にダサく感じ、
コレは何とかならなかったのか(苦笑)?
で、エピックメタルによくある
お約束のオーケストレーションによる
インスト#1から疾走曲の#2になだれ込むあたり
のっけから疾走曲だった前作との
違いを見せたかったのだろう。
今作は数曲だけまともで
後はなんとなく惰性感が漂うような
(あるいは雑にこなす)
作風ではなく、どの曲も
しっかり地に足をつけたような感がする。
そして前半に集中しているが
なんだかメジャーキーを多用した
明るめのサウンドが並ぶ。
それと同時に#3とか
アラビア的なメロディの#7とか
#8とかラストの#11等
今までになかった作風があって
コレがいいか悪いかはともかくとして
今までと同じ事をなぞっている
(特に前作がその象徴だったわけだが)
だけに留まっているんだろう
と思っていた自分を驚かされた。
ただ、残念なのは曲展開がひとくせも
ふたくせもあるのはなかなか興味深いのだが
それが要因なのかメロディの方も
非常にひねくれているので
とっつきにくさがあるというべきか
今一つそういう曲に惹きつけられなかったのが
正直な感想。まぁラストの曲は
何度か聴いているうちに良さがわかっては来るのだが…。
新たな新境地を開拓しようとしている姿は
好感が持てるのだが…。
それをまだものにして出来ていないという事か…?
1.Savior from Nowhere
2.Parting of the Ways
3.Heavenly
4.Suddenly
5.In the Rain
6.Find a Way
7.Eternal Life
8.L.O.S.T.
9.Never Ending Journey
10.Hope in My Heart
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)