
MOON AND THE NIGHTSPIRITというバンドが
あるがそれはハンガリーの方。
MOON違いなわけで
ちょっと混同してしまいそうだが…。
ロシアのダークフォークバンドの2005年作で
自分が聴いたのはロシア語Ver。
たまたまこの手の音楽のCDを
取り扱っている店のサイトを見たら
1枚限定という事で思わずポチリとな。
何でも一番脂が乗っていたころと書かれていて
それもそれで興味がわいたのだが…?
水なのか雨なのかが落ちる(降る?)
S.Eがひたすら続き、それだけで
終わるかと思っていた矢先にようやくダークな
メロディによるシンセが入るのだが
その後はひたすら気味の悪いメロディが
繰り返し流れながらその気味の悪い
メロディのシンセをベースにしながら
呪術的な儀式のような雰囲気で
男女Voがお経を唱えるように
歌い上げるといった感じ。
こんな展開のものが
ひたすら続くのかと思ったら
すべてがそういう曲でもなく
その後はシンセはもちろん
アコギやフルートを使った
アコースティカルなサウンドはそのままに
そこに優しげな女性Voが歌い上げる曲が多いが
ダークというよりもどことなく退廃的で
シンプルな演奏陣という部分もあるのだろうか
どことなく雰囲気ものの
ゴシック的な趣も感じさせる。
打ち込みと思われるバスドラムを
パーカッションのように扱い
どことなく呪術的な要素があったり
#5のような気味の悪いメロディを
ひたすら奏でる打ち込みサウンドをバックに
男女が歌いあげる曲もあったりする
(途中からパーカッション等を入れたりして
だんだんやかましくなってきて
盛り上げていくわけだが)。
時には優しく時には力強さも感じさながら
歌い上げる女性Voに対して
男性Voは気味の悪さを全面に出し、
何かを呪うような気味の悪い
低音ヴォイスという
全然スタイルが違うあたりが
なかなか面白い。
そんな男性Voが入る曲は
必ずと言っていいほどどの曲も
なんだか呪術的な雰囲気になっている。
CD店のサイトにはこのアルバムを
ロシアの大地だの鉛色の空の云々と
紹介に書いてあったが
その表現が的を射ているなぁと
感じさせる内容でもある。
ただラストの曲だけは
何故かテクノ調になっている。
01.На Зоре
02.Собираетце Любезной
03.Жито Жала
04.Цветики
05.Не Вели Ветры
06.Волна Шумит
07.Экой Ваня
08.Из-За Гор
09.[Смерть]
10.Ты Взойди Красно Солнышко
11.Круг-Кольцо
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)