
オーストリアの男女混合Voの
シンフォニックメタルバンド。
やっている事はハッキリ言って
NIGHTWISHフォロワーなんだが。
初期のころは
B級メタルをやっていたバンドも
それなりに成長して既に7作目になる。
前作もそれなりの内容だったが
今作は日本盤がメジャー流通となっており、
美しいジャケットに惹かれて聴くことになる。
何でも男性Voが交代している。
相変わらずオーケストレーションを
大胆に使ってスケール感が大きく
非常に耳触りのいいサウンドをやっていて
あまり前作と大差のない音楽性である。
特にモダンなギターを前面に出した
ありがちなシンフォニックメタルではないので
この辺りは個人的にはありがたい。
ETERNITY'S ENDのような必要以上に
音を詰め込み過ぎた濃厚なサウンドに比べると
非常に肩の力が抜けた感じで
聴き疲れがしないのでいいですね(笑)。
あくまでも歌メロを"聴かせる"のを
主体…というか前面に出しているのか?
内容的にはメロスピではないものの
やたらバスドラムを踏むパートが多い。
なので疾走とかアップテンポな曲が多く、
まぁミドルテンポ主体だったり
オルタナ的な横乗りのリズムとかが
ひたすら続くよりかは遥かにいい。
ただバラード以降の#8以降は
ダークな要素が強めに出ている
(ラストの曲ではピコピコという
ファミコンのような音が出てくるが
イントロに出てくるくらいで
本編に絡むというわけではなく
特に気になるほどではない)、
がサビではキャッチーなメロディになるし
特に気になるほどでもないのだが。
新加入の男性Voは
前任者と大差のない感じで
どうにもこうにもあか抜けておらず、
表情豊かに歌い上げる
女性Voに比べると遥かに落ちるし、
というか、男性Voをどうしても入れたいのだろうか?
さらに問題なのはメロディが
どの曲も前作を越えていないという点。
悪くはないんだが、なんだか
今までやられてきた彼らの音楽を
ただなぞっているだけにしか思えず、、
どこか守りに入っている感が強く
無難にまとめあげたいうのでは残念である。
01. Release My Symphony
02. Heroes Of The Dawn
03. Nothing Lasts Forever
04. A Journey To Remember
05. A Life Of Our Own
06. To The Universe
07. Into The Light
08. The Silent Scream
09. The Siren & The Sailor
10. Wanderers
11. At The End Of The World
12. Bring The Storm
13. In And Out of Love
14. Memento
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)