
フィンランドのシンセ入りの
メロパワバンド。
動画サイトでブラックメタルばかり
聴いていたので(たまたまサムネイルを
見てクリックしたらそっち系だったという話だが)
てっきりこのバンドもそっち系かと思いながらも
でも音は明らかに違うなぁと感じながら
進めていってたら、やっぱりブラックメタルとか
そっち系でなくて安心したという感じ。
また、オノを振り上げているジャケットなので
なんたらハンマー
それともまた違う。
で、中身は線が太く
(メインはオヤジクサい声でハイトーンを始め
時折危なっかしい部分が出てくることもあるが)
ある種熱さも感じさせるイタリア人Voが歌う
Timo Tolkkiがいたころの
STRATOVARIUSを劣化させたような音を
モロにやられているといった方がいい。
曲作りや曲展開もモロにパクっている。
表現的には悪いよう感じるかもしれんが
そうではなくイマどきこういう音楽を
真正直にマネしている所に好感が持てるのだ。
とはいってもシンセ奏者がいるにもかかわらず
あまりシンセの登場シーンはなく
キラキラ度もどことなく低いという感じ。
ソロとかもそつなくこなすのだから
もっと登場シーンがあっても良かったのではというくらいで
(それはSTRATOVARIUSの
Episodeに酷似しているかも?
#8はそのEpisodeのFather Timeのような
フレーズが登場してニヤリとしてしまう)
どちらかというとギターがメインといった感じだろうか。
#6なんかはアップテンポとミドルテンポで
たたみかけるサウンドだが
STRATOVARIUSにはないような
少々お遊び的なメロディが入った曲で
これくらいがこのバンドのオリジナリティか?
これがデビュー作のようだけど
まぁ、デビュー作にしてはそれなりの内容。
まぁSONATA ARCTICAのデビュー作のような
衝撃は一切感じられないのは残念だが、
Vo以外の演奏陣は決して悪くないし、音もいいし
キラーチューンも存在しているので
なかなか侮れない作品でもある。
今後もオリジナリティを作るのも大事だが
STRATOVARIUS愛を貫いた
作品を期待したい。
01. Loser's Game
02. Delusions Of Grandeur
03. The Fall
04. Underworld (Manala)
05. The Rising
06. Unsung Heroes
07. Orgy Of Enlightenment
08. Mask Of The Youth
09. I Would
10. Angels Crying (E-Type Cover)
11. Loser's Game
- HUMAN FORTRESS/Reign Of Gold (02/28)
- TEARS OF TRAGEDY/Trinity (02/26)
- ORKRIST/Artifacts of Life (02/23)
- SIRENIA/Riddles, Ruins & Revelations (02/21)
- MANDALABAND/IV(AD-SANGREAL) (02/20)
- DARK TRANQUILLITY/Moment (02/18)
- SILHOUETTE/The World Is Flat (02/15)
- MAJESTICA/A Christmas Carol (02/14)
- ZMEY GORYNICH/Devilish Dances (02/13)
- SIGNUM REGIS/The Seal of a New World (02/09)