
スウェーデンのブラックメタルで3枚目。
もう既に解散しているようだ。残念。
この2人組ユニット?を発見した当時は
なんだかよくわからないが
どことなくいかがわしさを感じるジャケットと
聴いたサンプル音源が
ひたすら何かわめきたてていて
それが時折日本語で何か言っているように
聞こえたというのと何気にメロディが
泣きのフレーズがあったりするというのが
記憶にあったものだが
再発盤とやらがニッチなデス・ブラックメタルを
取り扱っている店に入荷された事を知り、
この際だからという事で購入した。
まさかこの音源を購入するとは
当時思っていただろうか(笑)。
しかし、残念なのは購入したのは当時の怪しげな
(ある種卑猥にも感じる?)ジャケットを一新して
黄昏時(?)のジャケットになっていて
個人的にはこれは認めたくない(笑)。
刺々しいロゴとあまりにも不釣り合いだし。
で、しょぼしょぼの宅録クラスの音質
(とはいってもプリミティヴのような
奥の方で何か演奏しているような醜さとは違うので
プリミティヴブラックメタルというジャンルでも
本当はないのだ)に
中身はほぼミドルテンポによる
単調なリズムと同じフレーズを繰り返すような
アンビエント的なスタイルに
ひたすらVoがブラックメタル特有のわめきから
デプレッシヴブラックメタルのような
窒息系の声やダミ声など
とにかく様々な声を使い分けながら
七転八倒をしているというもので、
そこに時折泣きのメロディを奏でる
ギターフレーズが美味しいという内容。
似たようなフレーズを繰り返し反復するので
退屈になるのは否めないか。
時々犬の鳴き声やガキの声や
子供番組のような音を入れたりしているが
バンドコンセプトは
小児性愛云々らしい事もあるから故なのだろう。
ただ自分はそんな内容ともかくとして
ひたすら色々な声でわめき散らかし過ぎのVoが
時折おかしくもあり、
時には鬱陶しくさえも感じてしまう。
何故かラストはブラックメタルというよりも
シンセを使ったネオフォークといった
印象の方が強いのだがしばらくすると
何故かシークレットトラックという形で
変なサンプリングがひたすら入る、
なんじゃこりゃ(笑)。
上記のそのニッチなCDを取り扱っている
店の宣伝文句には
"スウェーデンの隠れた狂気"と書かれていたが
あながち外れではないと思った。
それでも1stから比べるとだいぶマシなのだとか…。
てっきりブラックメタル特有の
コープスペイントやら何やら
らしい装飾をしていると思っていたのだが
当時はどうだったかは不明だが
この再発盤のライナーを見る限りだと
らしい装飾は一人はしているものの、
二人ともコープスペイントはしておらず、
片割れは何故か缶ビール持ってる事に
それはそれでまた驚かされた。
01.Genever
02.Ett förlorat barn
03.Tankeväckande självömkan
04.Summon the Lord of Blasphemy
05.A Love Story
06.Tvåfaldig vikt är en styggelse för herren
07.Epigram
08.Metamorfos
09.Across the Fields of Forever (Edge of Sanity cover)
10.Kroppen var mitt fängelse
11.Eksynyt
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)