
イタリアのプログレバンド。
灰色の空色メインのジャケットがなんだか
モダンだったり、薄暗い系の
シンフォニック系だったりと
想像を掻き立てられるが
思いっきり陽ないしは躁ではない
という事だけはこの地点でも想像はつくのだが…?
で、聴いてみたら、きらびやかで
美しいピアノが鳴ったと思ったその次の瞬間、
ハードなギターをメインにせわしないドラムと
テクニカルなベースがうねり
スペーシーだったり美しいピアノだったり
オルガンだったりするシンセワークが乗っかり
演奏陣が激しいバトルを展開するという
ある種やりたい放題(笑)。
不協和音を唱えるかのような
そのジャケットからの想像を
はるかに超える音楽性に驚愕するわけだが。
恐らくジャズがベースにあるのか
何を中心としてやられたいのかが
全く分からないもので
メロディも正直よくわからないもので
キャッチーな部分もあれば
そうでない部分もある(後者が大半だが)。
いや、その全く分からないものを
巧くつなぎ合わせて一つの曲にしているのか?
ある種の変速拍子であり、複雑でもあり
先の展開が全く読めない展開のオンパレードで
正直色々なものを詰め込むだけ
詰め込んだなぁという感じか。
そこに男性による英語詩の歌も入るわけだが
面白いのは演奏陣が
ひねくれたような演奏をしようが
それなりの曲として完成してしまうところか?
というかインストよりかはかなり
そのひねくれた展開を抑え気味にはしているけど。
これを面白いととるか、訳が分からないだけ
ととるかで恐らく全く違うものになるのだろうなぁと。
01.Agartha
02.Mental Hygiene
03.My Own Shelter
04.SPQA
05.Belly Botton
06.Suite, Pt. 1- On The Wings
07.Suite, Pt. 2- Unsaid
08.Bourgeois
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)