
スイスのシンフォニックロックバンド。
87年作らしい。
どおりでCDが何かプリントされているわけでもなく
ロゴとアルバムタイトル、
そして曲名にデカデカと"Compactdisk
DIGITAL AUDIO"のロゴがプリントされ、
時代を感じさせるようなものなわけだと。
とにかくこのピエロのようなメイクをした
スーツ姿のおっさんをはじめ、
ユニークなイメージのジャケットが目を惹き
聴いてみることにした。
無駄ともいえるようなS.Eが長く続いた後、
ようやく本編にはいるのだが、
やっていることはこの手に詳しい人だと
一聴してGENESISフォロワーだとわかるようなサウンドらしく、
その手にそんなに詳しくない自分は
ネオプログレ・ポンプロックの一種のような感じで
多種多様(という程でもないかw)なシンセを
これでもかといわんばかり派手に使い、
そこにそこそこ味のあるギターが乗るというもの。
曲は10分を超える大曲は1曲だけ
(それでも1曲はある)となっている。
8分台や7分台の曲はあっても
この手にとっては結構短めかも?
#1はともかくとして#2からは
快活なメロディが特徴の
(目覚めにとてもいいような?)
比較的展開がわかりやすくて聴きやすい
サウンドをやられている。
この手にありがちな野暮いVoは
このバンドも同じで音程もあぶなかっしい上に
投げやりな感じで歌い上げるのだが、
なんでこの手のサウンドは
みなVoが歌わなきゃいいのに系なのだろう(笑)。
まぁ歌メロは2の次でインストパートが売りなのだろう。
あと、演奏陣も決してすごく巧いとは言えず
どこかぎこちなさを感じ得ない。
無難に何とかこなしています的な感じか?
とはいってもそれでも#5の前半にある
そのインストパートが結構面白く、
それなりにスリリングでなかなか聴きごたえがあったりする。
そういうインストパートはラストの大曲の
中盤にも登場する。結構長めなのも
個人的にはありがたい。
歌わなきゃいいのに的な内容ながら
ひたすら前向きなメロディメインの
曲そのものはなかなかいいし、
ギターのメロディはとても美しいし
耳を惹きつけるだけの美味しさも持っている。
ただ、ラストの大曲はインストパート多めながらも
これからもっと盛り上がるという所で
無理やりに終わらせたような感じで
全体的にちょっと何がやりたかったのか
今一つ分からないのが残念かな。
01.Passage
02.Take Yourself Back
03.Chained Human
04.Untouchable Ghost
05.The Crazy Life of Mister Tale
06.Fifteenth Century Fox
07.Last Chance Flight
08.Vision In the Dark
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- GACHARIC SPIN/W (08/20)
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- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
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