
アルゼンチンのシンフォニックロック。2003年作。
渋い顔のおっさんの絵のジャケットが気に入って
聴いてみることにした。
このアルバムのレビューサイトでは
日本語でヒヤシンスとなっているが
CDショップの方ではヒヤシンタスとなっていて
おそらく後者の方が正解であろうかと。
よりによって自分の大嫌いな
デジスリーヴ仕様なので中古であろうが
新品であろうが取り出すときに
どうしてもあらたな傷がつくのであった。
いったいこのデジスリーヴとやらは
誰が得をするのだろうかと?
で、内容は非常に曲数が多いが
どうやら小曲の後にメインの曲という具合に
2曲を1曲として扱うような感じか?
なんだか怪しげなシンセのインストに続く
#2はシンセに味わいのあるギターソロが乗っかり
ノリのいい曲である。
一応それ以降もドラムが入るものの
ロック色はあまり濃くもない曲が多く
(というかそのドラムも軽いのだが)
どちらかというとシンセによるオーケストレーションを
派手に使い、しっとりとしたサウンドを
メインとしている感じだろうか?
シンセで彩られた楽曲はどれも美しいだけでなく
気品の良さも感じられ、適度な哀愁もあり、
その上に味わいのあるギターが登場し
ニヤリとさせられてしまう。
スリリングななナンバーの#10はお気に入りである。
またアルバム後半はぐっとシンフォニック度は上がり、
曲によってはまるでENIDのような格調高い
サウンドが飛び出し(そこに絡むギターが◎)、
それもまた良しなのだが、
このバンド(プロジェクト?)はてっきり
オールインストかと思っていたのだが、
ラストの曲で突然野暮いVoが入り、
オーケストレーションに彩られた
せっかくの美しいサウンドに水を差すような感じで
これはオールインストで終わらした方がよかったと思う。
アルゼンチンらしさというのは
どういうものなのかは不明だが
このアルバムを聴く限りだと
どちらかというと美しさはもちろんだが
寂しさのような秋のようなサウンドだと感じた。
01.Intro Terra Hoxe
02.L'over
03.Passage Terra I
04.Antique Song
05.Passage Terra Ii
06.Geomelodysong
07.Passage Terra Iii
08.Relmu Tromen
09.Passage Terra Iv
10.Désir de Liberté
11.Passage Terra V
12.Intimo
13.Passage Terra Vi
14.White Mind
15.Terra Hoxe Final
16.Quién Eres Tú
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)