スウェーデンの何気にロゴがかっこいい
ブラックメタルバンド。2020年作の6枚目らしい。
元トイズファクトリーからリリースされてた面々を抱えている
トゥルーパーより日本盤も発売されているが
個人的にはBOXセットがある輸入盤を買った。
こちらはCREMATORYのセットよりも
半額くらいで買えた。大抵これくらいのもんだろうと。
で、このバンド。一応メロディックブラックと
称されてはいるのだが、
決して自分が想像しているような
"わかりやすさ"や"泣き"のメロディ云々を
期待して聴くと思いっきり肩透かしを食らう
というのは今まで通りで、それは今作も同じ。
今作も正直音質に関してはこもりがちで
わめき系のVoのエコーが聴いているという感じで
アングラ感も感じなくもない。
なんでも90年代のブラックメタルに
回帰しているとのことらしく納得させられる。
安易にシンセに頼らないでほぼギターによる
邪悪さや禍々しさ満載のメロディのトレモロリフを伴った
サウンドを展開するのはいつも通り。
#1こそはブラスト&スラッシュビートを
組み合わせたお約束ともいえるような疾走ナンバー。
アルバム全般的に疾走一辺倒というものはほとんどなく
特に前半はミドル&スローテンポがメインで
その中に疾走パートを入れて緩急をつけた
ナンバーというのが多くあるという感じ。
そんな中でもミドルテンポのナンバー#3は
躍動感のようなものが感じられてなかなか面白い。
邪悪さ、暗黒世界を演出するような
メロディが多いことは確かだが
よくよく聴けば決してそれだけにとどまらず
(決して甘くはないものの)わずかながらも
わかりやすいメロディも存在していることも確か。
#1のように疾走パートメインの#6や
#8のように禍々しいなりも
どことなく切なさを感じさせるギターが
印象的ながあったり、
バスドラ連打しつつも目立った緩急もなく
アップテンポなリズムが
だらだらとひたすら続く#9も
決してわかりにくいとまでは断言できないナンバーである。
ダークな世界観がメインでありながらも
そこかしこにギターソロなど
比較的わかりやすいメロディックなフレーズが
存在しているの確かである。
なんでも日本盤はカヴァー曲が#10にあるそうな。
01.Cerecloth
02.Horns
03.Like Poison For The Soul
04.Vortex Of Negativity
05.Cry Of The Serafim
06.The Dagger In Creation
07.A Sanguine Tide Unleashed
08.Necronaut
09.Last Breath Of Yggdrasil
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)