南アフリカの2人組のポストブラックメタル。
なんでも1stアルバムが再発されたものなのだとか。
美しいジャケットに惹かれて購入したのだが
よく見なかったのかそれともそれ込みで納得してたのか
ペーパースリーヴ仕様だったのが痛かった。
おまけに遠目では美しかったこのジャケットも
アップで見ると結構雑に描かれているのに気づく。
大曲志向というこの手にありがちで
正直聴いているのが退屈になるようなもので
結構苦手な方なのだが
(一応4曲に分かれているものの
曲と曲の間がなくつながっている)、
動の部分と静の部分を使い分け
山あり谷ありの展開なのも
まぁありがちっちゃありがちか?
メロディックなトレモロリフを伴って
ブラスト疾走は打ち込みドラムな為に
軽くて安っぽく感じてしまうが
(その上トレモロリフが奥に引っ込んでいるせいもあり)
のっけから登場するある種ゴシック的にも感じる
エコーがかった?美しいアコギの方が
前面に出ているような感じなのだが
これがなかなか説得力のあるものになっている。
わめきVoのほかに時には女性Voも参加する。
全体的にメロディックなために
ブラスト疾走をしてもブルータル度は低めな上、
このバンド(ユニット?)は
スローパートになった時の方が魅力で
時折優雅で神秘的かつドリーミーな部分が登場し
ブルータルなVoさえ入らなければ
まるでブラックメタルとは思えない箇所が登場する。
結構極端に切り替わる時もあり、
要所要所で登場するそういうフレーズには
思わず耳を惹きつけられる。
ドリーミーな部分を引きずりながら
ブラスト疾走へと移行する大曲#4は
なかなかいいと思った。
途中で今までなかったギターソロもある。
ただこういう音楽はやっぱりブラスト疾走のパートは
ヨれたり安っぽさを感じ得ないしという感じで
もっと減らした方がいいと思う。
個人的な感想だが悲壮感とか絶望感はなく、
もちろん邪悪とか禍々しさも感じず
秋を思わせるようなサウンドが展開されていると思った。
総合的にはまぁ悪い出来ではないし、
かといってすごくいいというものでもないという
そんな感じの内容で、
興味がない人はどうぞスルーして結構です
というくらいのものなのはちょっと残念かな。
01. All Nights Belong To You
02. In Acclamation
03. Empyrean
04. The Garden
- NIGHT IN GALES/Dawnlight Garden (01/19)
- COMEDY OF ERRORS/Disoby (01/17)
- AQUARIA/Alethea (01/15)
- KORPIKLAANI/Kulkija (01/12)
- IN THE LABYRINTH/Walking on Clouds (01/10)
- DAMIAN HAMADA'S CREATURES/旧約魔界聖書 第I章 (01/08)
- MOONGARDEN /Voyeur (01/05)
- AUTUMN'S CHILD/Angel's Gate (01/03)
- ALLEGIANCE REIGN/Ei Ei O (01/01)
- AMAHIRU/Amahiru (12/30)