フィンランドの3人組による
メロディックブラックメタルバンドの2020年作の1st。
おどろおどろしいジャケットとといい
とげとげしいバンドロゴが
いかにも~なブルータルブラックさを
醸し出しているのだが。
そのジャケットが気に入り、
聴いてみることにした。
なんのS.Eもなければ、
アコギやシンセによるインスト・イントロもなく
なんだか曲の途中から始まるみたいな感じがする。
想像していたようなブルータルさはかなり薄く、
そして音も軽いし、音量も小さくあまりよくない。
そこにシンセと女性の語りなどが入り、
やっていることは90年代に結構あったような
シンセ入りメロディックブラックといったような趣き。
初期のころの?CRADLE OF FILTH、
いやBloody Lunatic Asylumのころの
THEATRES DES VAMPIRESの方が近いのか?
その辺りのバンドのクオリティを
下げたような感じといったところか?
なんだか90年代にタイムスリップしたかのようである。
関係はないがあの頃の方がまだいろいろな意味で
よかったねと思わず思ってしまったり…。
とはいってもメロディはなかなかいいものがあり、
またシンセや女性Voが入ることと
そんなにブラスト疾走というわけでもなく、
ミドルテンポ一辺倒かと思いきや疾走したりと
緩急をつけたりする曲もあったり
(そっからブラスト疾走する#2なんかはなかなかよくね?)、
以外に手の込んだことをやったりする。
ホラー調やマイナー調多めののサウンドに反して、
時折入る能天気な笛(のようなシンセ?)
がなんだかほほえましく、
思わず口元が緩んでしまう。
比較的わかりやすい展開と
90年代のB級メロブラ好きや
メロデス好きな人にも通用するような
(かどうかは不明)内容になっているのかと。
01.Saastainen Valo Lintutornissa
02.Myytti Am'Khollenin Kuninkaasta
03.Kuulas Musta Aika
04.Loitsupuut
05.Rauniopuhetta
06.KeihäSrinta
07.Valottomien Askelten Takana
08.Askeesikuun Luolissa
09.YöN Viittojen Saleissa
10.Viimeisen Tyrannin Silmä
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)