ベルギー産のシンフォニックロックで
2015年作の4枚目らしい。
バンド名の"I"の部分が
"!"表記なのがユニークなのだが。
空と(最近××公園の花畑にやたらある
ドアが特徴の爽快感あるジャケットなのだが。
おそらく動画サイトで聴いてみて
気に入ったから購入したものと思われる。
デジパックを開けるとメンバーが笑顔で肩を組んで
写っている写真が飛び込んできて
(一部のメンバーは引きつっているがw)、
とても微笑ましさを感じる。
シンフォニックロックらしく(?)
多種多様なシンセがメインになっているが、
いわゆる緩い系で徐々に盛り上がっていく
ようなスタイルとは違い
(調子はずれのVoが乗っかるのが一緒なくらい)、
プログレハード系に近いのか(要わからん)、
音も近代的だし、軽快なリズムが多めで
ジャケットのような爽やかさも感じるサウンド。
シンセがメインだが説得力のあるメロウなギターが入る。
変則拍子を多用したようなリズムもあまり見られない。
ラストの曲のような強引に展開を変えるようなくらいか?
11分強の大曲の#3は
中盤にミドルテンポ主体なパートがあるものの
アップテンポなパートが多めなこともあり、
さらりと聴き流せる。時にはメランコリックなメロディも奏でる
美しいシンセに彩られた世界観が素晴らしい。
アルバム中盤以降はミドルテンポ主体の曲もあるが、
どの曲もあまり退屈に感じず
さらりと聴き流せるのがこのアルバムのいいところ。
軽快でポップな感じで、
爽快感のあるメロディのある一方で
ミステリアスなパートがあったり、
さらにはシアトリカルな部分も同郷している辺りが
なかなか面白く耳を惹きつける…ハズなのだが
問題はこの調子はずれのVoが
そういうときになるとさらに調子はずれになり
(#5がその典型例だろう)、
せっかくの曲の足を引っ張るだけの
ものになってしまっているのは残念である。
シンフォニックメタルファンにもアピールするような部分も
ちらほら飛び出してくるので
プログレファンだけでなくメタルファンにも
意外といけるような気がするのではないかと思った。
ただこのVoが好き嫌いがはっきり分かれそうだ。
01.Prologue
02.The Whistle-Blower
03.The Age of Plenty
04.Out of Sight
05.Revenge of the Wizard
06.Requiem for a Dancing World
07.Context? Anyone?
08.The Sands of Time
09.From a Drone's Perspective
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)