フランスのMINIMUM VITALのメンバーによる
フォーク/トラッドプロジェクト2002年作。
ジャケット買いのような感じで購入したのだが
プログレバンドのメンバーが
関わっているというのは記事にするまで知らなかった。
曲数が多くて10分台の曲こそないものの、
7分台や8分台の曲が数曲あったり
後半になると短いながらも同じタイトルの曲が並び、
おそらく組曲のような仕様の曲が
用意されていたりする。
中世トラッド系によくあるような
民族系楽器がメインで
そこかしこにパイプオルガンが乗っかり、
古楽の中に中世トラッドの要素をぶち込んだ
という(その逆かもしれない)音楽性で、
シリアスとか内省的とかAmazonのレビューには
書かれているのも納得で、
明るい音楽では決してなく
ミステリアスな雰囲気のメロディが多いか?
特に後半の組曲のようなものは
中世トラッドというよりかは古楽の方が
強めに出ているかと?
ただ#11のような突然ダンサンブルになり
ハウスミュージック的なのはいかがなものかと?
ギターの入る比率も高く、オルガンと絡んでくる。
時にはパーカッションが入ったりしてロック的な趣もある。
ギターも何気にテクニカルなソロが飛び出したりする。
Voは時折入ったりもするが、
歌うというよりは掛け声のような感じの方が強いので
一つの楽器のような役割に徹しているかと。
中世トラッドサウンドながらも
メンバーがプログレバンドなだけに
#1のように変則拍子が絡むとちょっと面白みはある。
ただ、やっていることが何故地味なうえに
アンビエント音楽のように同じフレーズを繰り返しながら
徐々に展開が変わっていくようなもので
起伏にかけたようなサウンドが
ひたすら続くのでこれを聴き通すというのは
かなり苦痛を要するのは確かで
途中で退屈になるのは残念かと。
01.La tour haute (Sauver les hommes)
02.Loué son nom !
03.Chanson de trouvère (Nous sommes les enfants de l'époque)
04.Les saisons marines
05.Tel rit au main (Qui rit au matin, pleure le soir)
06.Ce me dame (Ma dame m'a trahi)
07.Deux chemins d'enfance (Part one)
08.Deux chemins d'enfance (Part two)
09.Nostre Dame - une messe (Kirie)
10.Nostre Dame - une messe (Credo)
11.Nostre Dame - une messe (X File)
12.Nostre Dame - une messe (Exutoire)
13.En Castille
14.Méditation
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)