フランスのプログレバンド、2005年作。
なんでも70年代から活躍している
大ヴェテランバンドなのだとか。
コミカルなジャケットが目を惹く。
タイトルはないわけではなく、
"?"がタイトル名である。
見開きジャケットで開くと
左側にメンバーの似顔絵が描かれた
イラストがあり、右側のメンバー写真と
比べると結構似ているような感じ。
このバンドはペーパースリーヴ仕様で
個人的には好きじゃないのだが、
このアルバムもデジパックと見せかけて(?)
堂々とペーパースリーヴ仕様で
正直厚めの紙の間にCDをぶち込むという
のが個人的には理解できず、
傷はつくは取り出しにくいわと
何一ついいことがないのだが…。
ファーストトラックは打ち込みリズムと
気味悪いメロディのストリングスに
このバンドの顔でもある
クリスチャン・デカンによるラップが乗っかるという
知らない人が聴いたら何だこれ?という感じか?
#1がラップ全開だったので驚いたが
#2ではアコギやピアノをはじめとした
シンセはもちろんのこと、
プログレ的にメロトロンも使われていて、
Voの歌メロが印象的なキャッチーな曲となっている。
アルバム中一番わかりやすい曲かもしれない?
アップテンポな前半の#3は曲中に
3曲くらい存在しているような内容で
コロコロと展開が変わってこれは面白いとは思った。
シンセを巧みに使いつつ、
メロウなギターが要所要所に飛び出し、
デカンの表情豊かなVoが
そこに乗っかり(曲によっては女性Voや
コーラスが入ったりもする)、
曲を盛り上げてはいる。フランス語というのも
プラスに働いているのかもしれない。
ただ、アルバム後半には
今風のヘヴィロックにも通じる曲もあり、
#7や#11がその代表的なものだろう。
#7はアコギやメロウなギターが入ったりもするが
(シンセの入り方は悪くない)、
薄気味悪いメロディもあって9分もあると正直退屈になる。
まぁ様々な音楽性、引き出しが
このアルバムに詰め込まれているために
正直つかみどころのなさを感じて
肝心のメロディも薄気味悪さもあったりして
(決してそれがメインでもないのだが)、
なんだか今一つ冴えていない感じで、
なんだかよくわからないというのが感想である。
01.Le Couteau Suisse
02.Ricochets
03.Histoires D'outre Reve
04.J'aurais Aimé Ne Pas T'aimer
05.Le Coeur À Coeur
06.Les Eaux Du Grange
07.Naufrage Du Zodiaque
08.Entre Foutre Et Foot
09.Ombres Chinoises
10.Sous Hypnose
11.Passeport Pour Nulle Part
12.Quand Est Ce Qu'on Viendra Ailleurs
13.Jazzouillis
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)