日本のメランコリックロックバンド2021年作で
4枚目となる…、らしい。
以前からその名前は知っていたものの、
完全スルーしていたもので
聴くのが今作初となる。
ちなみに歌詞はついておらず、
ブックレットでもないが故なのか?
ジャケットがプラケースに収まっておらず
プラケース跡が思いっきりついていたわ。
個人的にはゴシックメタル的なものを想像していたが
それとは一線を画しており
(というかそういう曲はやはり日本では売れんのだろう)、
耽美的な要素が薄めのメランコリックメタルというべきか?
シンセはほとんど登場せず、
あくまでもメランコリックなメロディを奏でる
ツインギターがメインとしながらも
ヴァイオリンやアコギ(さらには
カスタネットが入ったりもして
フラメンコ的な雰囲気もあったりする)
を効率的に使いながら
ミドルテンポ主体のサウンドが展開されるが
勇ましさのあるアップテンポの曲もある。
ドラムは時折アグレッシヴだったりする。
そこに中島みゆきに影響されまくりの
それでいて中島みゆきを頼りなくさせたような
中低音メインのVoが乗っかる
(時には語りも入ったりする)という感じで
こうなるとどことなく歌謡曲っぽさも感じ得なくもないかと。
結果としては歌謡曲をやりたいのか
メランコリックロックをやりたいのか
どちらでもないような感じがして
(いや、明らかに後者なんだろうが…)
キラーチューンと呼べるまでの曲はないし、
中途半端感が否めいがゆえに
ガツンとくるようなメロディもなく、
いい線行っているものもあるものの
惜しいところで終わっているといった感じだろうか?
メランコリックロックだけにか?
曲によっては完全にAMORPHISを意識した
としか思えないようなギターフレーズが登場するのだが、
それもVIIKATE程のクドさもなく
(テンポはVIIKATEに似ているのだが)、
AMORPHISを薄めたようなもので
やるのであれば現段階では
もっと露骨にやった方が印象が
よかったような気がするのは自分だけだろうか?
なんだか雰囲気もののメランコリックサウンドで
終わってしまっているのは彼らにとっても
不本意だったのではないだろうか?
01.Solstice
02.Live Your Own Life
03.This Lamentation
04.The Immortal Light
05.Elegy
06.Corrupted
07.Black Swan
08.Calendula
09.Catharsis
10.Greed
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)