
アメリカのシンフォニックロックバンド、
1993年作の1stらしい。
ダリを思い起こさせるような(というのは
あまりにも誇張しすぎか)ジャケットが
プログレしていますというのを主張しているみたいで
気に入ったこととすでに廃盤ということで
とりあえず手に入れて聴いてみた。
この系によくあるような野暮系のVoの
歌メロが中心で後半になるにつれて
徐々に盛り上がっていくという
シンフォニックロックによくあるような展開の
ファーストトラックから始まるのだが、
それはほんの序章に過ぎないようだ。
このバンドは徐々に盛り上がっていく曲がある一方で
リズムチェンジや変則拍子を使うなど、
せわしなくコロコロと展開が変わる曲の方が多く、
大体の曲は一筋縄ではいかないような
クセの強いひねくれたことをやられている。
歌メロがシリアスさが強い一方で
時にはポップでコミカルな部分もあったりする。
そんな歌メロに対して、インスト部分は
メロウな部分もありながら
結構攻めるところは攻めており、
スリリングだったりする。
中盤までダラダラしていたのに突然ダークで
不穏な雰囲気のパートに突入する#3や
中盤で煌びやかに弾きまくりのピアノに
メロディアスなギターが絡む#6、
前半変則拍子を絡ませてダークなメロディを奏でる
オルガンとギターがバトルする#7辺りか。
何気にドラムも手数が多いことに気づかされる。
#4はメルヘンでドリーミーな雰囲気の曲ながらも
実はそういう内容ではないという
(Amazonのレビューで知ったw)オチがあり、
ラストはアコースティカルな雰囲気の曲だが
どことなく寂し気な気持ちにさせられるのは気のせいだろうか?
01.Diminished
02.The Reasoning Wall
03.Carmilla
04.The Nursery Year
05.Faces Of The Petty
06.Systems
07.Blueprint
08.America
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)