フランスのひとりブラックメタルの2020年作の1st。
ひとりブラックメタルということで
おそらくポストブラックメタル系の音が
期待できるかと思い、ジャケットも気に入り、購入
(といってもすでに売り切れで中古購入)。
ひとりブラックメタルといっても
デジパックを開けるともひとりメンバーがいて
2人でやっているような気もするが…?
インスト#1のこもった音質に安っぽいながらも
多種多様なシンセを使って、
中世系のフレーズが流れた瞬間に
RAVENTHRONEやらSUMMONING
(特に後者か)のサウンドが展開されると判明。
いや完全にその2つのバンドを意識したような内容だ。
全然ポスト系、シューゲイザー系ではありませんでした。
しかし、インスト以外は#3を除き
(その#3でさえも8分台と来ている)、
10分台でラストは20分以上であり、
どれも大曲志向でその地点で嫌になった(笑)。
SUMMONING系のサウンドということで?
暗黒性、ブルータル性は薄めというか
メロディアスなシンセによってかなり弱めに感じる。
とはいっても結構(ショボい)ブラスト疾走パートはあるし、
所々でスローパートを挟み、緩急を使ってはいるのだが、
パッとしないといった感じ。
メロディは美しめというより、禍々しさを強めに出しており
(その禍々しさと対比させんとばかりに
美しいメロディも入れてはいるんだが…
なんだか美しいメロディがパッとしない)、
曲そのものも基本は単調なので
正直これをじっと聴いているのは
退屈他ならないのは確か。
女性VoやS.Eを入れたりして
それなりの工夫をしているがそこじゃない気がする。
曲をもっとコンパクトにすれば
まだ幾分印象がよくなり
とっつきやすいサウンドになっていたであろうが、
ダラダラと10分以上の曲をやられては
よっぽどの好きものしか
受け付けないような気がする。
01. Que la gloire soit notre!
02. Le sang sur ma lame
03. Héraut de l'infamie
04. Tyran de la tour immaculée
05. Le souffle de la guerre
06. Les larmes d'un spectre vagabond
07. Par-delà noireglaces et brumes-sinistres
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)