イタリアのネオクラシカルバンドの
2017年作の3rd。
今はすでに購入不可になっているが
HMVでも売られていたっぽい。
前作があまりにもよかったので
期待していたのだが、購入機会がなく、
今になってようやく購入できたわけなのだが、
よりによってペーパースリーヴ仕様ということで
なんだか嫌な予感がしたのだが…。
前作は曲数が多かったものの
(もちろん今作も曲数は13曲と多め)、
捨て曲が見当たらなく、
クサいメロディ満載でとても素晴らしい出来だった。
今作はというと…、
#1は彼らの持ち味でもある、
むせび泣くヴァイオリンと寂し気なピアノに
情感たっぷりに歌い上げるVoという
彼ら3人の長所ががっちりと噛み合った曲となっていて
つかみとしてはOKといったところ。
#2以降もヴァイオリンとピアノによる
美しい旋律を奏でていて
時にはクサいと思うフレーズも登場するし、
この手のサウンドにおいては
ハイクオリティを維持しているのだが、
なんだか個人的は今一つパッとしない。
正直途中で退屈になってしまったくらいである。
まず前作のような露骨なクサメロは減退し、
前作のような"わかりやすさ"が失われたという感じか?
それと彼ららしい泣きのサウンドにこだわらず、
#6のようになんだかフォーク/トラッド的なアプローチもあって
正直、ここでこんなことをやる必要はあるんかいな?
と思ってしまったりする。
特に中盤以降このバンドの持ち味だった?
泣きのメロディもどことなくキレが感じられない。
曲中ヴァイオリンによるむせび泣くようなパートも
今作には存在しない。
前作の内容により自分の中で
ハードルが上がりすぎた、
期待値が上がりすぎた、
というのはあるかもしれないが、
なんだかぼんやりした感じの
期待外れな内容になってしまったのは
残念というしかない。
01.Spirituality
02.When The Moon Dance
03.Un Tramonto Infinito
04.Elevation
05.Resurrection
06.Marie's Sad Song
07.Child's Heartbeat
08.Shine On Me
09.Elisewin 1997
10.Good Night
11.Air
12.Marilin
13.Gather All Your Flowers
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)