ブラジルのフォークメタル、2020年作の6th。
ブラジルといえばANGRAにもあったような
サンバ的なものを浮かぶのだが
(勝手な先入観)こちらは
そういうものではなく、どちらかというと
ケルト的な音を出すフォークメタルで
すでに20年以上のヴェテラン。
見つからないのだが…?
とりあえずストリーミング配信はあるので
まぁ助かるわけだが。
アルバム中11曲中、4曲もインストがあり、
インストもよくあるインタールードではなく
しっかりと曲と存在していることが
好き嫌いが分かれそうだ。
個人的には全然嫌いじゃない。
で、そのインストを含めてやっていることは
民族楽器を多用したケルト的なサウンドといった
ほぼありがちなフォークメタルが主ながらも
色々とこのバンドなりの色を付けている
という感じ。ブラジルというとどうしても
サンバとかANGRAのHolylandのアルバムにあるような
サウンドを想像させるがそっち系は皆無。
#2とかはパンクっぽい?ノリのある
カントリーミュージックでちょっと驚かされる。
それ以降もMägo de Ozっぽい曲をはじめ
陽気なサウンドが大半を占める一方で
#6のようにどことなくAMORPHISのフォロワーでもある
VIIKATE彷彿とさせるような独特のノリと
陰りを感じさせるフレーズのある曲や
ペイガンメタル系にあるようなサウンドを
MIXしたような変化球系の#9があったりして
(調べるとどうもこのバンドは
元々のルーツがドゥーム・ストーナー系だったりして
だからこういう音楽をやられるのだろう
結構驚かされるのだが)好き嫌いは別として
これはなかなか面白いかと。
そういうミドルテンポで責める
ダークサイドな部分が顔をのぞかせると
たちまち世界感が変わる。
#11は流麗なギターソロが入ったり、
シンセのソロも飛び出したりする。
まぁ変化球の曲の方は個性的ではあるのだが
リピート再生したがるのは
残念ながら個人的な嗜好もあって
どうしてもケルト系満載のメロディの
陽気なサウンドの方になってしまうのは残念か。
01.Nick Gwerk's Jigs
02.The Molly Maguires (feat. Keith Fay)
03.Guns and Pikes
04.Moytura
05.The Calling
06.The Wind That Shakes The Barley (Visualizer)
07.Newry Highwayman
08.The Master Reels ( feat. John Doyle)
09.The Devil Drink Cider
10.The Dream One Dreamt
11.KING
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)