ノルウェーのフューネラルドゥームゴシックメタルの
2021年作の8th。
超スローパート主体のテンポに
シンセにほとんど頼らないで
ギターによるメロディがメインなのが特徴。
IN MOURNING/The Bleeding Veilの
音源を探していたら
たまたま今作の音源が見つかり
(2021年の12月にすでに発売されていたが
HMVなどではすでに廃盤)、
なんとかAmazonで手に入れた次第である。
やっていることはほぼ前作と変わらず。
ひたすらクソ遅いテンポも
シンセにあまり頼らないでギターによる
メロディづくりなのも変わらず、
効果的にオーケストレーションを使うのも
前作もあったと思うが入り方が上手い。
傑作In Fields of Pestilent Griefの時のような
ソプラノ女性Voはもう出てこないのは残念だが、
オペラティックながらも朗々と歌い上げるも
曲によっては歌う人を変わり
不気味で恐く、呪い殺すようだったりする
コーラスワークをメインに
効果的にデスVoを使い、時にはクリーンVo
といったスタイルは不変ではあるが
ある種すでに確立してしまっているようである。
前作もフューネラルドゥーム系の
ゴシックメタルというよりかは
リズムがあまり変わらないし、
クリーンVoの歌い方や
ドライな音質も相まって、
ドゥームゴシックというよりもドゥームメタルに
接近した内容になっていたが、
今作はよりそっち系になったという感じだろうか?
なので個人的な嗜好からは
かなり外れる方なのではあるが、
効果的なオケ使いやら
メロディアスなコーラスワークなどの
使い方がプラスに作用しているのか?
曲作りの上手さ(静の部分から
いきなりデスVoで堕とすという手法も◎)もあるのか?
まぁいろいろ世に出ているドゥームメタルよりかは
なぜか聴きやすいというのもあった。
それでも#4が聴き通せるかというと
それは素直にYesとは言えんけど(笑)。
個人的には#2に出てくるような
明確なメロディを弾くギターソロが
後半になると少なくなり、
オケやコーラスワークに頼る場面が多くなり
(何かの映画のサントラのようでもある)、
もっと欲しかったなぁと印象。
アルバムトータルとしては
このアルバムも悪くはないが
個人的には前作の方がよかったかもという感じ。
01.Ånd
02.Materie
03.Erindring I - Hovmod
04.Erindring II - Fall
05.Oppvåkning
06.Dvelen
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)