スペインのドゥームデスメタル。
2022年作らしい。
何か別のバンドの音源を聴いていたら、
オススメに出て来たものだが。
ジャケットだけ見るとドゥームデスというより
変則拍子バリバリのプログレッシヴメタルにも
感じなくもないのだが…。
この手のサウンドは嗜好とは違うので
あまり得意ではなく、スルーしているのだが、
試しに#1を聴いてみるとこれが悪くない。
ドゥームデスというよりも
ギターによる叙情的なメロディが印象的かつ
適度にノリのあるサウンドが
ドゥームゴシック的な趣も感じられて
なかなか良かったという。
Voは囁きもあったりはするが、
基本は地を這うようこの手に多い
抱擁方タイプのデスVo一辺倒で
聴いていると滅入ってくるのは確かだが、
時折入るギターフレーズには影響を受けたであろう
PARADISE LOSTっぽさを感じられる。
まぁそんな曲がそれ以降も続いていたら
個人的には大満足なのだが
そういうわけでもなく、
ドライな音質とドゥームメタルらしい
独特のリズムポ主体のサウンドが展開されるのだが
それでもメランコリックなフレーズを多用することで
(ギターのフレーズは明らかにゴシック系だ)
ゴシックメタルとドゥームメタルの
中間を行くようなサウンドが
ドゥームデス系の割には
かなり聴きやすい部類に入るという感じで
アトモスフェリーな感じで入るシンセも
聴きやすさを助長し、
より美しいサウンドの演出に一役買っている。
まぁドゥームデスメタルというと
どうしてもおどろおどろしさ?の方が
全面に出ていて個人的には苦手
(ドゥームデスメタルとなると尚更勘弁である)
な感じだが(よく考えたら
最近のPARADISE LOSTは個人的には
ドゥームデス色の強いサウンドなんだが)、
ここまでメランコリックなギターや
シンセの入るゴシック的な雰囲気もある
ドゥームデスメタルは歓迎である。
後半の方に若干のプログレアプローチがあるが
個人的にはこれはいらなくて
よかったんじゃなかったかと?
01. Stellar Runaway
02. Lead Clouds
03. The Dance of Moons
04. Dawn of Misery
05. Fractured
06. Translucid Remains
07. Sun of Ebony
08. Nothing But Pain
09. The Reversal
10. Martyrdom of Light
- SYMPHONITY/Marco Polo The Metal Soundtrack (05/22)
- SEPTICFLESH/Modern primitive (05/21)
- LEVERAGE/above the beyond (05/20)
- GHOST BATH/Starmourner (05/18)
- VISIONS OF ATLANTIS/Pirates (05/15)
- STILLE VOLK/MILHARIS (05/13)
- VERIKALPA/Tunturihauta (05/11)
- LACRIMOSA/Leidenschaft (05/09)
- LIONVILLE/So Close To Heaven (04/14)
- SABATON/The War to End All Wars (04/10)