ドイツのメロパワバンド、2021年作の4th。
初期のころのDERDIANのロゴにそっくりなのと
美メロ満載を予想させるジャケットが気になった。
なんでもギタリストはSTORMWARRIORに
在籍経験があるとか。
一瞬オッと思ったが何せ在籍してたバンドは
STORMWARRIORである。
B級である(笑)。その地点で
このバンドのレヴェルが察知できるのだが…。
やっていることはSTORMWARRIOR的な
バスドラ連打による疾走型に
うっすらメロディアスシンセを加えた
STORMWARRIORにイタリアン系
(というかのLABYRINTH系という方が正しいか)
エッセンスを加えただけのメロパワ。
まぁ疾走曲は多めながらも
STORMWARRIOR程バスドラ連打にこだわってもおらず
(というかSTORMWARRIORも
初期ほど疾走しなくなったんだっけ?)、
アップテンポ止まりという曲もあったり、
中にはロッケンロール的な曲があったり
意外と曲のヴァラエティは富んでいる。
ドラムはどことなく先走っていたり、
Voは音程が不安定だし、
ギターソロはただ速いだけで全くキレがない
(Axel Rudi Pellといい勝負である程度)…etc
それ以前に曲自体が
再び聴きたい気にならないほどつまらないという
このご時世にしてある種希少価値くらいに
ポンコツなクオリティである。
まぁ宣伝文句にもB級感はぬぐえない
と書いてある通りなので
聴く前からは想像はしていたのだが…。
唯一褒められるとしたらシンセ使いだろうか?
これが意外とセンスがあって、
普段はアトモスフェリーな役割でしかないのだが、
後半になるとシンセ主導の部分があったり、
殆どないのだがたま~に
メロディアスなフレーズが飛び出したりする。
#7と#8が顕著だろうか?
ただ、他がとにかく酷いので
足を引っ張られる形で結局埋没してしまうのだが…。
もちっとこのシンセを前面に出すか、
活かすような曲作りをしてもらいたいもの。
とにかくギターもVoも(この2つが特に)酷すぎる。
#12は線の太い(そして上手い)
Voがゲスト参加してメインで歌っているが
やっぱりVoが変わるだけでこうも
曲の印象が変わるのかと驚かされる。
動画サイトにEXCALION等のファンなら
好きだろうという趣旨のコメントがあるのも納得した。
1.Rising Rage
2.Aloneless
3.Out of the Dark
4.Darkest of My Days
5.Bringer of Dreams
6.Crying in the Rain
7.Enlightened
8.Forevermore
9.Destiny
10.Para Siempre (Forever)
11.The Journey
12.Forces of the Light
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