ドイツのアトモスフェリック
(要はシンフォニック)ブラックメタル、
タイトル名からして7作目。
さらには7つの大罪がテーマになっているらしく
まぁいろいろな意味で?The Sevenのようだ。
相変わらず所属レーベルのNAPALMの
Tシャツ特典付き攻勢が凄まじく、
最近はどのバンドも初回特典がそれであるのだが
HMVしか取り扱っておらず、
輸入盤のリリースが圧倒的に多い(そして早い)
ユニオンで扱ってくれないのが残念である。
自分が過去に興味を出して購入した
アルバムはモダンテイストなサウンドで
拒絶反応が出まくったのだが
今作はジャケットからしてもそっち系ではなく
いきなりのブルータルブラックメタルサウンドにより
今作は完全にそっち系に振り切った
と思いきや途中からテンポダウンして
禍々しいメロディを伴い、うっすらとシンセを入れて
クリーンVoも使ったりしたサウンドが展開される。
前半の疾走が嘘だったかのように
ほぼスローテンポに終始するので好き嫌いが分かれそう。
個人的には#1の途中からはかったるかった。
その後はシンセを効果的に使った
(その甲斐あってか?結構耳障りがいい)
基本はミドルテンポを入れながらも
決してそれ一辺倒では終わらせず
アップテンポもあり、時にはブラスト疾走もするような
(流麗なギターソロが
入り込むのはなかなかスリリング。)サウンドだったり
7つの大罪がテーマだからなのか?
オーケストレーション使いのあるパートや
お経的な不気味さを強調するパートなどもあって
(突然ブラスト疾走とわめきが入るのには
萎えたりもするのだが)
いろいろと盛り込まれてはいるものの
結構ブルータルな割合も高かったりする。
#4のようにブルージーなテイストが
飛び出すのには驚いた。
泣きメロとか個人的にわかりやすい目の
メロディは残念ながらあまりなく、
どちらかというと禍々しいメロディの方が
割合を占めるものの、
美しいシンセや病んだような
クリーンVoのによる歌メロ等
(適度なゴシックメタル的な要素も含まれている)
耳を惹きつけたりメロディもする。
個人的にはあまり好きなメロが出てこないこともあり、
決して好きなタイプではないのだが
(もっとゴシック的な要素が強かったら
ひょっとしたら気に入っていたかもしれないが…)
クオリティ的にはなかなか高い方ではないかと思った。
金額と初めの3曲ほど聴いた地点で
これは違うとばかりTシャツ付きの限定盤を
キャンセルしてしまったが、早々の決断と
廃盤&入手不可と出てしまった以上、
キャンセルしないほうがよかったかと思って
後悔している。
あまりにも悔やみきれなかったので
PayPalとやらを試してみることもかねて
Napalm Records直に取り寄せるという
手段に出て見事に手に入れることができた
(送料込みでもHMVよりも安かったw)。
Napalm Recordsには感謝したい。
ありがとう。

01. La Haine
02. Ain't Death Grand
03. Wolf Within
04. Ghosts of Greed
05. Mother of All Gods
06. Estrangement
07. In My Dreams (Part 1: Prelude)
08. In My Dreams (Part 2: In Bitterness)
09. Kyrie / Gloria
10. The Divine
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)