スウェーデンのメロパワバンド2022年作。
今作も前作同様に第一次世界大戦を
テーマにしているらしい。
大仁田厚が電流爆破デスマッチで
爆破した後も有刺鉄線にもたれているような
負のジャケットがなんだか気になる。
で、ユニオンの特典も前作同様に
Voの銀角さんの顔ドアップの缶バッチなのだが、
前作は手に入れられなくて残念だったが
今作は前作の売り上げを見込んで
多く作りすぎたなのか
それともアルバムの評判が芳しくないのか
4月の初めの地点でも缶バッチの特典が
終了していないので
なんだか後者の不安がよぎるのだが…。
前作はやるぞやるぞ的な
雰囲気のミドルテンポ#1で始まり、
その流れを受けて?
ノリのいいアップテンポの#2という流れが
とても説得力があり、とてもよかったのだが、
今作もミドルテンポ(購入前に聴いた動画サイトには
この曲が丸々カットされていたために
勘違いしていやした)
女性によるナレーターの声が入り
(初めて聴いた時はヒストリーエディションの方かと思ったw)、
前作とは明らかに違う
暗い雰囲気なミドルテンポで前作のような華やかさはない。
続く#2はギタリストにMAJESTICAの
Tommy Johanssonがいることも影響しているのか?
ネオクラシカルなフレーズが
時折出てくるようなメロスピ曲で
MAJESTICAを漢臭い銀角さんが歌うような感じの曲。
まぁこれが手直し前の感想通りの
#1だったら違和感を感じてはいたが、
暗い雰囲気のミドルテンポの#1からの
流れから疾走曲のこの曲を持ってきたのは
正解だったかもしれない。
しかし問題は#3がそれでもアップテンポであれば
話はまだよかったのだが
スローに近いミドルテンポとくるので印象がとても悪い。
そしてこの#3も#1同様に暗い雰囲気が漂う。
今作は悲劇をテーマにしているのだろうか?
その後もアップテンポとミドルテンポの曲を
交互に並べていることにより
(#7と#8は続けてミドルテンポだ)
ノリのいい曲を比較的多めに並べていた
前作よりも遥かにとっつきが悪いのは否めない。
ミドルテンポの曲はそれでも
キャッチーな作りにはなってはいるので
そこまで聴きづらいというわけではないのだが
(ポップで漢臭さが減退しているとの指摘もあるが
個人的にはメロディがよければそれでいいのだ)
それでも似たような曲展開だし
(過去の作品にあったフレーズの使いまわし
というのはこの際なかったことにしようw)、
アップテンポの後のミドルテンポということもあり、
やっぱり飛ばしてしまうかと。
その上にアップテンポな疾走曲も
今一つピンと来ななかった(前作比)のも確か。
いや捉え方かもしれないが
華やかさがあった前作の出来が
良すぎただけなのかもしれない?
そんな中#4の出来は素晴らしく、
コレだけは何度もリピート再生している。
#4に続けとばかりに続けて2、3曲
アップテンポで畳みかけた方が
印象がずっと良かったんだけどなぁ…。
#4だけがよかったというのだけが
収穫というのはとても残念である。
01. Sarajevo
02. Stormtroopers
03. Dreadnought
04. The Unkillable Soldier
05. Soldier of Heaven
06. Hellfighters
07. Race to the Sea
08. Lady of the Dark
09. The Valley of Death
10. Christmas Truce
11. Versailles
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)