イタリアのメロディアスハードロックの
2022年作の5th。
このバンドもメロディアスハード専門ともいえる
FRONTIERS所属である。
過去作品もハズレがなかったので
まぁ今作もそれなりの出来であろうということを
予想して聴いてみたのだが…。
ちなみにキングレコードからリリースされていた
前々作やルビコンミュージックの作品などは
すでに廃盤になっている、早すぎ。
予想は決して外れではなく、
いい意味で変化なし。
センスの良さを感じさえる
煌びやかシンセの味付けがよく、
耳障りのいい、爽やかなAOR的とか
産業ロックとかと称されそうな
メロディアスハードロックが今作も楽しめる。
アップテンポの#1で始まるのは
この手のサウンドのお約束でつかみはよく、
続く#2もすぐにミドルテンポ(ないしはスローテンポ)
の曲を並べてくるかと思いきや、
意外や意外にアップテンポなので
聴いている人のテンションを
すぐに下げることないような並びは◎かと
まぁそれ以降はしばらくミドルテンポが並ぶ上
若干骨太系の#3や
スローテンポの#4とは退屈感もなくもないし、
この2曲が並んでしまったはどうかと。
そのためなのか?つられて#5の印象がとても薄く
(#6以降持ち直すのだが)、
#8にならないとアップテンポの曲にならない並びは
改善の余地があったのではないかと?
ということもあり個人的には
#5辺りでもう1曲アップテンポの曲が
あるとなお印象として良かったと思うのだが…。
躁系メロディ一辺倒でもなければ
適度に叙情的なメロディも存在し
そのバランスが絶妙というか
曲作りのセンスの良さには
いつもながら驚かされる。
カヴァー曲が違和感なく入っているのも
その証拠たるものだろう。
その次のコミカルさもある#11の出来も素晴らしい。
前半にミドルテンポが並ぶのが?だが、
今までの作品が好きな人は
今作も安心して購入できよう。
01.This Time
02.Cross My Heart
03.The World Is On Fire
04.Can't Live Without Your Love
05.True Believer
06.We Are One
07.Only The Brave
08.Angel Without Wings
09.I'll Be Waiting Tonight
10.Arrow Through My Heart
11. So Close To Heaven
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)