フィンランドの6人組メロディックメタルバンド、
2021年作の5th。
今までは黒系の(暗いといった方がいいのか?)
がメインのジャケットだったが
今作は今までとは全く
感じの違うジャケットに違和感を感じた。
そして今作に関しては
今においても日本盤リリースの情報はなく
(Frontiers Recordsなのに)、
これもまたどうしたものかと思ったのだが…?
また検索するとYahoo!ショッピング
(といってもHMV Yahoo!店だ)では
レバレッジとなっていて
ちょっと吹き出しそうになってしまった。
まともに聴いたのは1stくらい。
煌びやかなシンセを伴った
典型的な北欧メタルらしいサウンドで
それはとても気に入っていたのだが、
どうも今作においても
自分は1stの"それ"を期待していたようで…。
本文にも書いたがFrontiers Recordsに
所属したのはどうやら前作からのようで
前作からVoも交代しているというのは
後でわかったこと。
なので歌いだしからおっさん声
(なんでもURBAN TALE←最近活動してる?
等で活躍しているKimmo Blomという人らしい)
でこんな声の人だったっけと思ったも無理はない。
音楽性も典型的北欧メタルのらしさは
ぐっと抑えられて、あるCDショップに書かれていた
宣伝文句のようにPURPLEやRAINBOW
のような様式美ハードロックを基調
というよりも強めのサウンドというのも
過去のサウンドを期待していた
個人的にはピンと来なかったのである。
シンセも以前のような煌びやかさとは違い、
かなり控えめになっており、本当に味付け程度
(一応先任者がいるのになんかもったいない気も)
ギターメインのサウンドになってしまっている。
曲によってはヴァイキングが入ったり
前半にはケルト的なフレーズもプラスして
どことなくフォーキーなテイストもあったりするが
このバンドはこんなんじゃないと思ったり。
ギタリストも前作より加入した人の意向も
かなり大きいのかもしれない?
ブルージーなテイストの曲があったり、
9分以上あるラストの#9
(途中でアップテンポにはなるものの、
出だしからブルージーだったりする)も
正直退屈でしかなかった。
気に入ったのはアップテンポの#4。
どちらも似たような曲なんだが(笑)。
#4に関してはシンセこそキラキラ度はないものの、
なんだか初期のころのフレーズが
垣間みえて気に入っている。
曲の完成度はどれも高いんだけど、
まず個人的嗜好からは外れてはいるし、
これが万人受けをするかどうかというのも
ちょっと難しいかなぁと思ったりもした。
日本盤(マーキーインコ)リリースの見送りは
このアルバムの内容から
なんとなく察することができた。
01. Starlight
02. Emperor
03. Into The New World
04. Do You Love Me Now
05. Angelica
06. Under His Eye
07. Falling Out Of Grace
08. Galleria
09. Silence
- MANEGARM/Ynglingaattens Ode (07/04)
- ANGELIC FOE/Mother of Abominations (06/30)
- TIERRA SANTA/Destino (06/25)
- BATTLELORE/The Return of The Shadow (06/22)
- ALI PROJECT/Belle Epoque (06/18)
- SEVENTH WONDER/The Testament (06/15)
- EVADNE/The Pale Light of Fireflies (06/12)
- SHAMAN/Rescue (06/11)
- THRESHOLD/Legends of The Shires (06/07)
- SIRENIA/Perils Of The Deep Blue (06/05)