フィンランドのバンド2022年作の7th。
このバンドは以前はRPGメタルとか言われて
日本盤もリリースされていたことがある(ハズ)。
ただ、前作を聴いたことがあるのだが、
エピックメタルという割には
いわゆる派手なオーケストレーションを多用したような
パワーメタルでもなければ
ヴァイキングメタルでもなく、
ゴシックメタル的な感じで
(かといって好きもの以外には退屈になるような
ドゥームメタルでもない)、
個人的な受けが良くなかったという印象でしかなかった。
今作はジャケットがカッコよく、
色使いも好きなのだが、
大嫌いなペーパースリーヴ仕様ということで萎える。
今作もやっていることは特に変わることもなく?
ジャケットに描かれている騎士を想像させるような?
決してメロパワでもヴァイキングメタルでもない。
ミドルテンポ主体ながらも
パートによってはアップテンポだったりもする。
メロウなギターに派手過ぎない程度に
多種たいようなシンセが絡み、
ドラムは結構せわしなくアグレッシヴ、
そんなサウンドに女性Voと男性はクリーンとデス声を使い分ける。
この女性Voもクリーンな男性Voも
あまり表情がなく、低血圧でもあり、
メロウなフレーズを紡ぐギター使いが
どことなくPARADISE LOSTだったり、
よくよく聴くとゴシックメタルになってはいる。
しかしデスVoが張り切るパートがあって
これは余計でもありメロデスっぽくも感じて
正直鬱陶しくなってくる(笑)。
女性Voはなかなかいい演出をしていると思う。
ゴシックメタルという割には曲が結構スピーディーだし、
全体的には薄暗さのあるダークなシンフォニックメタル
という捉え方もできなくもない。
ただフォークっぽさはあまりないような気も…?
スローテンポ主体のドゥーム系の
それではないので聴きやすさはある。
通しで1回聴いた時は相変わらず受けの悪いサウンドだ
と思ったが記事のために聴いてみると
前作程の受けの悪さもなく、適度にメロディックだし、
一般受けは流石に難しいとは思うが
(それでも#7なんかは、いい出来だよ)
それなりの出来ではあるかと思った。
01. Minas Morgul
02. Chambers of Fire
03. Orcrist
04. Homecoming
05. Elvenking
06. Firekeeper
07. Mirrormere
08. True Dragons
09. Shadow of the East
10. Avathar
11. Caves of the Forgotten
12. Isenmouthe
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)