ARCANAやSEVENTH HARMONICで
活躍しているらしい女性Voによる
雰囲気もののゴシックアンビエント音楽の
2015年作の2nd。
ミックスやマスタリング、
この目を惹くようなジャケットなどは
ARCANAのメンバーが関わっているとか。
やっていることはオーケストレーションを
始めとした多種多様ななシンセを駆使し、
インダストリアル的でもある
無慈悲なドラムビートが乗っかり、
そこに中低音からソプラノを駆使した
女性Voが乗っかるという
典型的なゴシックサウンドといったところ。
音つくりをARCANAの中心人物がやられているからか
女性Voが歌うARCANAといった感じもする。
もちろんメタル色はなし。
オーケストレーションといっても
おそらくシンセによるアレンジではあるが
結構分厚くてダンジョンシンセのような
安っぽさは感じられない。
ドラム使いなどに焦燥感を煽ったりもするが
基本は悲し気な世界観が一貫して貫かれてはいるが
(ソプラノ声の入り方が若干気味の悪さを
感じ得なくもなかったりはするが)
泣きメロは残念ながらなく
(メロディはそれなりにわかりやすいのだが)、
どちらかというと美しさ重視のサウンドで
それによって好きか嫌いかが
分かれそうな気もしないでもない。
ただこの手によくあるような
どの曲も似たような展開、メロディがひたすら続くので
(後半にかけてパーカッションを入れたり、
メロディのニュアンスが若干変わったりはするが)、
暗い上に前半がどちらかというとまったりした感じで
最後まで聴き通すまでに飽きが来るのは確か。
01.Daughter of Comfort
02.The Get
03.All Her Princes Are Gone
04.Shapes Without Shadows
05.Pestilence and Smither
06.Bewitching Lilith
07.Workers of Harm
08.The Judgement
09.Enemies of God
- BLANKENBERGE/Everything (07/23)
- SHAPE OF DESPAIR/Return To The Void (07/10)
- SHIVER OF FRONTIER/Faint Hope To The Reality (07/06)
- MANEGARM/Ynglingaattens Ode (07/04)
- ANGELIC FOE/Mother of Abominations (06/30)
- TIERRA SANTA/Destino (06/25)
- BATTLELORE/The Return of The Shadow (06/22)
- ALI PROJECT/Belle Epoque (06/18)
- SEVENTH WONDER/The Testament (06/15)
- EVADNE/The Pale Light of Fireflies (06/12)