SIRENIAにいたスペイン人シンガー
Ailynが参加しているシンフォニックメタルプロジェクト。
SECRET SPHEREのギタリストが
中心人物なのだそうで
まぁどういう音をやられるのかは
聴く前まではよくわからなかったのだが…。
ユニオンの宣伝文句にはAilynが
TRAIL OF TEARSにもいるみたいなことを
書いてあるのが個人的には驚いたが…。
ちなみにこれもFRONTIERSからのリリース
(マーキーインコからの日本盤は無さげ)で
最近は本当にこのレーベルは"責めている"。
ちなみにほとんど話題にならなかった
HER CHARIOT AWAITSも
FRONTIERSからのリリースなのであった。
のっけからそのEVANESCENCE的の
横乗り全開のリズムで
(そこにオーケストレーションアレンジが乗っかり
ゴージャスさを演出しているのだが…)
それが嫌いな自分としてはガッカリ感がぬぐえないのだが。
ロック色の強かった
HER CHARIOT AWAITSよりかは
ゴージャスなオーケストレーションアレンジにより
聴きやすさはあるのだが、
わざわざ売れ線狙いの
個性のないような今風の
サウンドをここでもやらないといけないのかと
文句がたくさん出そうになったのだが…。
よくよく聴けば決して悪い作品でもなく、
オーケストレーションアレンジが
程よく効いていることもあって
メロディはそれなりにキャッチーだし
デスVoが出しゃばってむやみに入ってこない
(もちろん入る曲もあるっちゃある)のも
個人的には高評価。
決して横乗り一辺倒のサウンドかと思われたが
アルバム全般にわたって展開されているわけでもなく、
サイバーアレンジ全開の曲があったり、
どことなくSIRENIAを思わせるような曲があったり、
ヴァラエティに富んだ内容になっていることに気づかされる。
中低音をはじめソプラノだったり、
ある時はコケティッシュだったりと、
変幻自在のAilynの歌唱は
ここでも十分発揮されておりそれなりには楽しめる。
ただ、このアルバムを何度も聴きたいか?
と言われるとNOになるし、
それは印象に残る曲やフレーズが
皆無ということでもある。
Ailynの歌メロが相変わらず素晴らしい
という以外は何もインパクトがないのは
とても残念ではある。
01.Don't Wait Until I'm Gone
02.Dream Catcher
03.Embrace
04.Bleeding Out
05.Embers
06.Burn the Beauty
07.Endless Sleep
08.Invincible
09.Never Ending Circle
10.Scarlet
11.Sacrifice
- EINVIGI/Yö Kulje Kanssani (10/01)
- ROYAL HUNT/Dystopia Part II (08/26)
- GACHARIC SPIN/W (08/20)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)