前作がの日本語歌詞による
ストロングゼロを108杯のくだりが
良くも悪くも印象的だった
パイレーツメタル(今作は
トゥルー・スコティッシュ・パイレーツというらしい)
の2022年作の7枚目。
前作は輸入盤を注文後に
日本盤が出るというチョンボをかましたが
(ユニオンはキャンセルが基本出来ない)
今度はいつの間にか日本盤がリリース予定
もあってキチンと日本盤を購入。
オーケストレーションアレンジを加えた
軽快なナンバーからスタートする。
いきなし、派手に疾走するような曲で
スタートはしないのは前作も同じだったか?
#1が結構しっかりした曲で
ある種地味さも感じたが、
それ以降の曲が決してそんなことはなく、
今作もお遊び心も忘れない、
愉快さも兼ね備えたフォークパワーメタルが展開される。
Voはダミ声とスクリームを使い分けるが
これが好き嫌いが分かれそうな感じではある
(音はアコーディオンやシンセ、
オーケストレーションにより結構耳障りはいいのだが)
時折、野郎によるコーラスが入るという感じで
コミカルでキャッチーなメロディてんこ盛りの
今ではおとなしくなってしまったKORPIKLAANIの
やっていた酔いどれフォークメタルが炸裂する。
勢い任せなパンキッシュだったり、
ファミコン音があったり、ウエスタン的なフレーズに
ダンサンブルなノリを絡ませたなナンバーがあったり、
Voがラップ調に叫んだり
(前作のような横乗りのサウンドは流石にないが)と
まぁ多種多様な音楽性は前作同様だし、
メロディも似てなくもないし、
大抵が右から左へただただ流れていくだけなのだが、
それでも前作よりかは今作の方が
(色物以外の)印象に残るかと。
#7~#9のクサメロのアップテンポの流れが結構いい。
ちなみに今作はセリフではなく
歌詞の中に日本語詞としてストロングゼロ~というのが
前後脈略もなく出てくるんだが
何をどう意味しているのかは不明(笑)。
01.Magellan's Expedition
02.The Battle of Cape Fear River
03.Cannonball
04.P.A.R.T.Y.
05.Under Blackened Banners
06.Magyarország
07.Seventh Rum of a Seventh Rum
08.Bite the Hook Hand That Feeds
09.Return to Tortuga
10.Come to Brazil
11.Wooden Leg (Part III)
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)