歪ませた顔のジャケットが
ある種の不気味さを感じ得ない
フランスのシューゲイザーバンドの
2022年作の2nd。
ユニオンのネットショップには
なぜかハードロック・ヘヴィメタルの
ジャンルに入っていたのは?
だったが宣伝文句を見ると
ALCESTのメンバーが参加しているのだそう。
出だしはドリーミーな音色で始まるものの
それはほんのイントロだけで
後はシューゲイザーにあるような
ノイジーなギターにメロウなクリーンギター、
そして結構叩くドラムといったバッキングに
幽霊が出てきそうな(どんなもんなんだかw)
低血圧系で無表情に近い女性Voが
乗っかるという感じのサウンド。
まぁドリーミーな雰囲気のパートは
インスト曲#5のような感じで出てこなくもないのだが…。
リズムはこの手によくあるのか不明だが
決して快活ではなく、ミドルテンポ主体。
シンセに安易に頼らず(時折シンセを使う曲もあるが)
あくまでもギターによるメロディがメイン。
退廃的で、メロディもどことなくメランコリックなので
ある種のゴシックロックのようなサウンドともいえるかもしれない。
雰囲気もののゴシックよりも
ゴシック的かもしれないが
それはそれで決して悪くはない。
個人的には顔を歪ませたジャケットから想像していた
サイケデリックな要素はここでは出てこなかった。
曲は5分台が1曲だけで
後は4分台とか3分台とかの
まぁまぁの長さではあるが
あっさりと聴き流せることができるのだが、
それでも聴き続けていくと滅入ってくるのは確か。
ただ、この手のサウンドの中では
あまり退屈にならずに聴けたこともあり、
個人的にはなかなか気に入った方である。
01.What They Need
02.Smile to Zero
03.Neglect
04.Mirror Rorrim
05.Sigh
06.The Run - part 1
07.The Run - part 2
08.Brutal in Red
09.Reversed Backwards
10.Inner
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)