フィンランドのゴシックメタル(プロジェクト?)の
2022年作の3rd。
クレジットやネットCD店の宣伝文句を見ると
この中心人物はギターやベースはもちろんの事
ドラムも叩けるマルチプレイヤーで驚かされる。
シンセ奏者はクレジットにはあるが
写真が載っていない
(つーか中心人物の方しか
くっきり写っていないんですけどw)
恐らくゲスト奏者のような気がする。
速いスパンでのリリースなので
なんだか期待よりも不安の方が大きかったのだが…。
ネットCD店の宣伝文句には
ドゥームというキーワードがあるが
決してドゥーミーな要素はあまりなく、
ゴシックメタルとかメランコリックロックと
捉えた方がいいような気がする。
ミドルテンポ主体でアコギを効果的に使ったり、
あるいはピアノを主体とした静寂なパートを設けたりと
色々と手を変え品を変えている。
大抵の曲はメロディのメインは
ギターによるものだが
アトモスフェリーな感じで味付け程度に
シンセをいい塩梅に入れているという感じである。
そこにKAUNIS KUOLEMATONにも参加している
(ここでは英語詩となっている)Mikko Heikkiläの歌メロが
とても映えるといった感じである。
寒々しいだけでなく、退廃的な雰囲気も
そこかしこに感じさせる曲作りはなかなかいいかと。
とりあえず最初にアルバムを
1聴した限りだと、
前作並みの曲が一つもない、
やはりリリースの感覚が短すぎると
思ってあまりいい評価を下さないだろう
と思って感想のために
もう一度聴き直していると、
決してそこまで酷な評価にもならないんじゃないかと
いうのが正直な感想。手堅く抑えるところは抑えている
といったところだろうか?
ただ、今作は#8はインストで、
残り2曲は過去のアルバムの
アコギヴァージョンなので歌入りは実質7曲
というのがまず物足りないことと、
似たようなミドルテンポの曲が多く
(#6になってアップテンポなパートが途中で
飛び出してはくるが…)、
コレというキラーチューンも存在せず
(前作に並ぶような曲がなかったのは事実だった…)、
曲もどこか似たり寄ったりな感は否めないのが
残念なところだなぁ。
01.White Noise
02.Erase
03.Flames Of Perdition
04.Dying Light
05.Event Horizon
06.Black Shores
07.Skyline
08.Serenity
09.Lead Wings [Studio Live Version]
10.Dead Air [Studio Live Version]
- LACRIMAS PROFUNDERE/How to Shroud Yourself with Night (12/24)
- IMPERIAL CIRCUS DEAD DECADENCE/殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。 (11/23)
- PENCEY SLOE/Neglect (11/20)
- DRAGONLAND/The Power Of The Nightstar (11/19)
- DAWN OF SOLACE/Flames of Perdition (11/17)
- ALESTORM/Seventh Rum Of A Seventh Rum (11/07)
- GLASYA/Attarghan (11/05)
- THE UNCROWNED/Witness (11/02)
- FIRTAN/Marter (10/31)
- DRAGONLANCE/Chaos And Law (10/29)